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大規模修繕の見積書の見方|総括表から実数精算まで確認する順番

大規模修繕の見積書は、A4で数十ページになることがあります。理事会に配られても、どこから読めばいいのか分からないまま総額だけを見て比べてしまう——これが一番起きやすい失敗です。見積書には読む順番があり、順番どおりに見れば、専門家でなくても「同じものを比べているか」は判断できます。八王子・多摩でマンションやビルの大規模修繕を元請けとして手がける巧正株式会社(創業12年・八王子市内で累計1,000件超)が、見積を出す側の視点で読み方を整理しました。

結論:総額ではなく「総括表 → 工事区分 → 数量と単位 → 一式の中身」の順に見る

見積書は総括表・内訳書・明細の3階層でできています。最初に見るのは総額ではなく総括表の工事区分です。区分の数と並びが各社でそろっていなければ、総額を並べても比較になりません。次に数量と単位(㎡・m・箇所・本)を見ると、その会社がどの工法を想定しているかが分かります。最後に「一式」と書かれた行の中身実数精算になる項目を確認します。この4段階だけで、比較できない見積書は見分けられます。

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見積書の総括表・内訳書・明細の3階層を示した図解(八王子・巧正)
図解:見積書は総括表・内訳書・明細の3階層でできている
目次

大規模修繕の見積書は3階層でできている

提出される書類は会社によって呼び方が違いますが、構造はほぼ共通です。いちばん上に総括表(工事区分ごとの合計を1枚にまとめたもの)、その下に区分ごとの内訳書、さらに項目ごとの明細が付きます。

理事会で最初に回覧されるのは総括表の1枚であることが多く、ここだけを見て「A社が安い」と判断されがちです。しかし総括表は集計結果にすぎません。何を計上し、何を計上していないかは内訳書と明細にしか書かれていません。

3社から見積を取ったなら、まず3社分の総括表を横に並べて「区分の数と名前がそろっているか」を見てください。1社だけ区分が少ない場合、安いのではなく、その工事が入っていないだけということがあります。

まず総括表で確認する4つのこと

総括表は金額の一覧ですが、金額以外に確認すべき情報が同じ紙に載っています。順に見ていきます。

確認する箇所見るポイントそろっていないと起きること
工事区分の一覧区分の数と名前が各社でそろっているか総額を比べても同じ工事を比べていない
見積条件足場の仕様、作業時間、養生の範囲、産廃処分の扱い着工後に「条件外です」と言われる
見積有効期限総会の決議日と着工予定日が期限内に収まるか期限切れで金額を取り直しになる
消費税の扱い税抜表示か税込表示か、総額のどこまでが税抜か予算額と契約額がずれる
図表:総括表で最初に確認する4項目
見積書の総括表で確認する4項目を示した図解(八王子・巧正)
図解:総括表で最初に確認する4つ

見積有効期限は見落とされがちです。管理組合の場合、見積を取ってから総会の決議を経て着工するまでに半年以上かかることがあります。期限が切れていると、材料費の変動を理由に金額が変わることがあり、総会で承認した金額と契約金額が食い違います。取得の段階で「総会は◯月です」と伝えておくと、その前提で有効期限を設定してもらえます。

工事区分は何に分かれるのか

区分の切り方は会社ごとに違いますが、大規模修繕では次の並びが基本になります。この並びを頭に入れておくと、内訳書をめくったときに現在地が分かります。

  • 仮設工事……足場、メッシュシート、仮設事務所、仮設トイレ、資材置場
  • 下地補修工事……ひび割れ、欠損、爆裂、モルタル浮き
  • 外壁タイル補修工事……浮きのピンニング、貼り替え、目地補修
  • シーリング工事……目地・サッシまわりの打ち替え/増し打ち
  • 外壁塗装工事……下塗り・中塗り・上塗り、部位ごとの仕様
  • 鉄部等塗装工事……手すり、階段、扉枠、設備架台
  • 防水工事……屋上、バルコニー、廊下、庇、ドレン
  • 床改修工事……長尺シート、ウレタン防水、下地調整
  • その他……産廃処分、清掃、諸経費、法定福利費

区分をまたいで計上される項目もあります。たとえばドレン(排水口)は、防水をやり直す部位では防水工事の中に、それ以外の部位では鉄部等塗装の中に入ることがあります。同じ言葉が2か所に出てきたときは、どちらの区分の話かを確認してください。

修繕工事の工事区分の全体像を示した図解(八王子・巧正)
図解:大規模修繕の工事区分の全体像

共通仮設と直接仮設は別物

仮設工事は2種類に分かれます。直接仮設は足場やメッシュシートなど、工事そのものに直接使うもの。共通仮設は仮設事務所、仮設トイレ、仮設電気・水道、資材置場など、現場を運営するために必要なものです。

比較でつまずきやすいのは、共通仮設を独立した区分に立てる会社と、諸経費に含めてしまう会社がある点です。前者は共通仮設の行が見えるぶん総額が高く見え、後者は諸経費が厚く見えます。どちらが高いという話ではなく、置き場所が違うだけのことがあります。

足場については、金額よりも仕様を見てください。単管足場か枠組足場かくさび緊結式足場か、メッシュシートは1層か2層か、防犯対策や飛散防止の措置が入っているか。同じ「足場一式」でも中身が変わります。足場が架けられない狭小地ではロープアクセス工法という選択肢もあり、その場合は仮設の考え方自体が変わります。

共通仮設と直接仮設の違いを示した図解(八王子・巧正)
図解:共通仮設と直接仮設は別物
八王子市の大規模修繕 足場を設置した建物全景
八王子市内で大規模修繕の足場を設置した現場。足場の仕様は「一式」の中身として確認します。

数量の「単位」を見ると、想定している工法が分かる

見積書でいちばん情報量があるのは金額ではなく単位です。同じ工事名でも、単位が違えば想定している工法が違います。

単位主に使われる工事単位から読めること
塗装、防水、シート、洗浄面で施工する。数量は図面から算出される
mシーリング、入隅、端末、巾木線で処理する。面積が同じでも形状で増減する
箇所ひび割れ、欠損、止水、金物数えられるもの。着工後に増減しやすい
アンカーピンニング浮き面積が小さい範囲をピンで留める工法
台・基設備架台、機械式駐車場個体ごとに仕様が変わる
仮設、諸経費、雑工事数量が確定していない、または一括計上
図表:見積書の単位から読み取れること

分かりやすい例が外壁タイルです。浮きの補修が「本」で計上されていればアンカーピンニングのように点で留める工法、「㎡」で計上されていれば斫って貼り替えるなど面で数える工法を想定していることが読み取れます。どこで分かれるかは浮きの面積が基準になります。同じ「タイル補修」でも、単位が違えば工事の中身が違います。詳しくは外壁タイルの浮き補修の記事で解説しています。

もう一つの見どころは、面の数量に対して線の数量が多い工事です。床改修では、シートを貼る面積に対して、入隅シーリングや端末シール、巾木の処理といった線で数える項目が数多く並びます。面積が同じでも、部屋の形状や納まりによって線の長さは変わります。㎡単価だけで比べると、この手間が見えません。

見積書の数量の単位から読めることを示した図解(八王子・巧正)
図解:数量の単位から読み取れること

「一式」は悪ではない。分けて聞くべき一式を見分ける

「一式」表記は嫌われがちですが、すべてが問題というわけではありません。数量が本質的に確定しないもの、個別に数えても意味がないものは一式で構いません。問題なのは、数量を出せるはずの工事が一式になっている場合です。

一式の種類対応
そのままでよい一式仮設事務所、清掃、雑工事、現場管理内容の説明があれば可
内訳を聞くべき一式外壁塗装一式、防水工事一式、タイル補修一式数量×単価の明細を依頼する
条件を聞くべき一式足場一式、産廃処分一式仕様・範囲・処分区分を確認する
図表:「一式」の3分類と対応

依頼のしかたにもコツがあります。「一式はやめてください」と伝えるより、「数量と単価に分けた明細をください」と具体的に依頼するほうが確実です。断られた場合、その理由(数量が確定しない/自社の積算方法を出せない)を聞けば、判断材料になります。

見積書の「一式」表記を3つに分けた図解(八王子・巧正)
図解:「一式」は3つに分けて考える

諸経費と法定福利費は、値引きの対象にしにくい

総額を下げたいとき、真っ先に目が向くのが諸経費です。しかし諸経費には現場管理費(現場代理人の人件費、工程管理、写真台帳の作成、住民対応)一般管理費(会社の運営経費)が含まれます。ここを削ると、現場に常駐する人が減り、報告や住民対応の質が落ちます。

法定福利費は性質がさらに違います。これは職人の社会保険料(健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険)の事業主負担分です。建設業では、見積書に法定福利費を内訳として明示する取り組みが国土交通省の施策として進められてきました(主に下請への見積を対象とした取り組みです)。値引き交渉の対象として扱うものではありません。明示されている場合は、社会保険への加入をどう見込んでいるかが読み取れます。

総額を下げる必要があるときは、諸経費ではなく工事範囲そのもので調整します。今回やる工事と次回に回す工事を分ける、仕様のグレードを下げる、といった調整です。修繕積立金が足りないときの進め方もあわせてご覧ください。

諸経費と法定福利費の位置づけを示した図解(八王子・巧正)
図解:諸経費と法定福利費の位置づけ

着工後に数量が変わる項目=実数精算

大規模修繕では、足場を架けて初めて全体が見える工事がいくつもあります。ひび割れの長さ、欠損の箇所数、タイルの浮きの範囲は、地上からの目視だけでは確定しません。そのため見積では想定数量を入れておき、着工後に実測した数量で精算する方式をとります。これが実数精算です。

実数精算そのものは正常な取り扱いです。問題になるのは、着工前に決め方を合意していない場合です。着工前に次の3つを書面で確認してください。

  1. 単価……精算に使う単価を契約時点で固定しておく
  2. 数量の確定方法……誰が、いつ、どうやって数えるか(打診・マーキング・立会い・写真)
  3. 上限の目安……想定数量から何割増えたら報告と協議を行うか

この3つが決まっていれば、数量が増えても手続きの話になります。決まっていないと、金額の話になります。予備費を総額の5〜10%程度みておくと、追加が出たときに慌てずに済みます。追加の支出にあらためて決議が必要かどうかは、管理規約と総会で決議した内容によりますので、管理会社やマンション管理士にもご確認ください。

実数精算になる項目と着工前に決める3つを示した図解(八王子・巧正)
図解:実数精算になる項目と、着工前に決めておく3つ
八王子市の外壁のひび割れ(クラック)
外壁のひび割れ。長さと本数は足場を架けて調べるまで確定しないため、実数精算の対象になります。

実数精算の条件を他社見積と見比べたい方へ(無料セカンドオピニオン)042-508-3134LINEで相談

支払い条件は、金額と同じくらい確認しておく

見積書の末尾か契約書に、支払いの時期と回数が書かれています。管理組合の場合、修繕積立金の取り崩しのタイミングと支払い時期が合っているかを確認してください。

一般的には着手金・中間金・完了金の分割になります。出来高払い(その時点までに完了した工事の割合に応じて支払う)にしておくと、工事が止まったときに支払いが先行しにくくなります。分割の回数や割合は交渉できる部分なので、資金計画に合わせて相談してください。

実数精算がある場合、精算のタイミングも決めておきます。完了時に一括で精算するのか、工程の節目ごとに確定させていくのか。節目ごとのほうが、総額の見通しが早く立ちます。

VE提案(同じ目的を別の方法で実現する代替案)を求めてよい

予算が合わないとき、値引きを求める前にできることがあります。VE提案——同じ目的を、別の工法や材料でより安く実現する代替案を出してもらう方法です。

たとえば、既存の防水層を全面撤去してやり直すのではなく、状態が良ければ上からかぶせる工法を検討する。塗料のグレードを一段下げる代わりに、次回の修繕周期を短く見ておく。足場が架けられない箇所だけロープアクセスに切り替える。いずれも工事の目的は変えずに、実現方法を変える考え方です。

依頼するときは「安くしてください」ではなく、「予算は◯◯万円です。この範囲で実現する案を出してください」と上限を示してください。上限が分かれば、削る場所を提案できます。値引き交渉と違い、品質を落とさずに調整できる余地が生まれます。

ただし代替案には必ずトレードオフがあります。「何が変わるのか」「次回の修繕がいつ早まるのか」を書面で示してもらうことが条件です。それがない安い提案は、先送りしているだけのことがあります。

見積書の前に、建物を見ているかどうか

最後に、書類以前の話をひとつ。現地を見ずに出された見積書は、数量が図面か経験則から置かれています。図面がない建物や、増改築のある建物では実際と合いません。

見積を依頼したとき、調査にどれくらいの時間をかけたか、何を見たかを聞いてみてください。外壁の打診をしたか、屋上に上がったか、シーリングの硬化を触って確認したか、写真を撮ったか。調査の内容が説明できる会社の数量は、着工後に大きくずれにくくなります。

八王子市内の外壁 現地調査時の状態
八王子市内での現地調査。数量は現地を見てから置きます。

巧正では、外壁診断士による無料の建物診断を行い、劣化箇所を写真で記録したうえでお見積りをお出ししています。診断だけのご依頼、他社見積の確認だけのご依頼も承ります。

工種ごとの見方(個別の解説記事)

ここまでは見積書という書類の構造の話でした。実際に金額が大きく動くのは工種ごとの中身です。よく質問をいただく工種について、それぞれ個別に解説しています。

工種見積書で迷いやすい点解説
下地補修(コンクリート爆裂)数量が着工後に動く。手続きの取り決めが要るコンクリート爆裂の原因と補修工法
外壁タイルの浮き単位が「本」か「㎡」かで工法が変わる外壁タイルの浮き補修
改修用ドレン防水と鉄部塗装の2つの区分にまたがる改修用ドレンとは
鉄部等塗装部位ごとに塗料の指定が変わる。単位が混在する鉄部塗装の見積の読み方
床改修(長尺シート)面の数量より線の項目が多い。保証の表記が区分で違う長尺シートの見積の読み方
図表:工種別の解説記事一覧
八王子市内のビルの屋上 ドレン周りの下地補修
八王子市内のビルの屋上。ドレン周りは下地の補修と防水が重なる部位で、見積書のどの区分に入るかが分かれやすいところです。

相見積もりは「同じ仕様書」で取らないと比較できない

相見積もりは取るべきです。ただし、各社に「見積をください」とだけ伝えて集めた3通は、比較できる状態になっていないことがほとんどです。会社ごとに想定する工法も範囲も違うためです。

比較できる状態にするには、発注側で次の3つをそろえて渡します。

  • 工事範囲……どの部位を対象にするか(屋上・外壁・廊下・バルコニー・外構のどこまで)
  • 仕様……塗料や防水材のグレード、シーリングは打ち替えか増し打ちか
  • 条件……工期の希望、作業時間、居住者への配慮、産廃処分の扱い

この3つを1枚の紙にまとめて各社に同じものを渡すだけで、見積書はかなり比較しやすくなります。設計事務所に依頼して仕様書を作る方法もありますが、その場合は責任施工方式と設計監理方式の違いを理解したうえで選んでください。一括見積もりサイトの仕組みもあわせてご確認いただくと、集め方の選択肢が整理できます。

相見積もりをそろえる3条件を示した図解(八王子・巧正)
図解:相見積もりは発注側が3つをそろえて渡す

見積書に出てこないのに、あとで効いてくる3つ

金額の比較に集中していると抜けるのが、書面に金額として現れない部分です。契約前に必ず確認してください。

  1. 保証……どの工事に、何年、誰が出すのか。施工会社の保証か、材料メーカーの保証か。免責はどこまでか
  2. 工程と報告……工程表の提出、工事写真台帳の作成、完了報告書の内容。次回の修繕計画にそのまま使える資料が残るか
  3. 住民・入居者対応……事前の掲示と周知、洗濯物や窓開けの制限期間、問い合わせ窓口の設置

巧正の場合、保証は屋上防水が平場10年・立上り5年、外壁塗膜が塗料グレードに応じて最長10年で、完工後は1年・3年・5年・10年の定期点検を行います。JIO大規模修繕かし保険・リフォームかし保険の登録事業者で、請負業者賠償責任保険にも加入しています。保証の範囲と免責は工事内容ごとに保証書へ明記し、かし保険の対象工事・条件は各保険の規定によります。

元請けとして見積を出す側から見た、金額が動く3つの場面

巧正は元請けとして調査から見積、施工の監理、保証までを一括で担当します。その立場から、実際に金額が動く場面は3つに集約されます。

1つめは、足場を架けたあとに劣化が見つかる場面です。八王子市内の収益ビルで外壁塗装・シーリング・防水・足場を一括で施工した際、足場を架設したあとに竪樋の固定金物が劣化して外壁に固定されていないことが分かり、追加工事として交換しました。

この案件は工種ごとに内訳を開示したお見積りの実例として、金額の内訳まで公開しています。外壁塗装・シーリング・防水・足場・諸経費・追加工事の6区分に分けた実際の金額は大規模修繕のページの実録セクションでご確認いただけます。

2つめは、足場を使う工事をまとめるかどうかです。足場は架けて解体するまでが一つの費用です。外壁塗装だけを先に行い、数年後に防水をやり直すと、足場の費用が二重にかかります。同じ足場で終えられる工事は同時に行うのが、総額を抑える基本になります。

3つめは、仕様のグレードです。同じ「外壁塗装」でも、塗料のグレードによって耐用年数が変わります。次回の修繕までの年数を何年で置くかによって、いま選ぶべきグレードが変わります。長期修繕計画書の見方とセットで考えると判断しやすくなります。

見積書チェックリスト(確認の順番)

理事会でそのまま使える形にまとめました。上から順に確認してください。

  • 各社の総括表を並べ、工事区分の数と名前がそろっているか
  • 見積条件(足場仕様・作業時間・養生範囲・産廃処分)が書かれているか
  • 見積有効期限が、総会の決議日と着工予定日を含んでいるか
  • 共通仮設が独立した区分か、諸経費に入っているか(各社の置き場所を確認)
  • 数量に単位が入っているか。㎡・m・箇所・本の使い分けが説明できるか
  • 「一式」の行について、内訳を出せるものと出せないものが説明されているか
  • 法定福利費が明示されているか
  • 実数精算の項目について、単価・数量の確定方法・上限の目安が決まっているか
  • 保証の対象・年数・免責が書面で示されているか
  • 工事写真台帳と完了報告書の提出が含まれているか
見積書チェックリストの図解(八王子・巧正)
図解:見積書チェックリスト(確認の順番)

よくあるご質問

見積書の枚数が会社によって全然違います。厚いほうが丁寧ですか。

枚数だけでは判断できません。同じ内容でも、区分を細かく立てれば枚数は増えます。見るべきは枚数ではなく、数量に単位が入っているか「一式」の行がどれだけあるかです。薄くても数量と単価が明記されていれば比較できますし、厚くても一式ばかりなら比較できません。

3社の総額が2割ほど違います。安い会社は手抜きですか。

その判断の前に、工事区分と数量を突き合わせてください。差の大部分は工事範囲の違い想定している工法の違いで説明がつくことが多いです。たとえばシーリングを全面打ち替えで見るか、劣化部のみ増し打ちで見るかで金額は変わります。範囲と仕様をそろえたうえでまだ差があるなら、その理由を各社に確認してください。

「一式」と書かれた行の内訳は、出してもらえるものですか。

数量が出せる工事であれば、多くの場合は出せます。依頼するときは「一式をやめてほしい」ではなく「数量と単価に分けた明細をください」と具体的に伝えてください。巧正では工種ごとに項目と数量を分けたお見積りをお出ししています。

実数精算の項目があると、総額がいくらになるか分かりません。

確定はしませんが、振れ幅を管理することはできます。契約時に精算単価を固定し、数量の確定方法(誰が・いつ・どう数えるか)を決め、想定から何割増えたら協議するかを合意しておけば、想定外の請求にはなりません。あわせて総額の5〜10%程度を予備費としてみておくと安心です。

管理会社から出てきた1社だけの見積でも、判断できますか。

1社だけでも、この記事のチェックリストで書類としての妥当性は確認できます。金額が妥当かどうかは他社の見積か第三者の確認が必要です。巧正では他社のお見積りを無料でお預かりし、数量・仕様・保証の範囲を整理してご説明するセカンドオピニオンを承っています。相見積もりは歓迎で、しつこい営業はいたしません。

理事会に説明する資料は用意してもらえますか。

はい。現地調査の写真と劣化の所見、工事範囲・仕様・数量を明記したお見積り、工程表を、理事会・総会でそのまま共有できる形でお渡しします。他社との比較表づくりもお手伝いします。管理組合様向けの進め方は管理組合様へのページにまとめています。

見積書の見方でお困りなら、八王子の巧正へ

巧正株式会社は八王子市を拠点に、マンション・アパート・ビル・工場の修繕を元請け一貫体制で承っています。調査から見積、施工の監理、保証まで責任の所在を一つにし、工種ごとに項目と数量を分けたお見積りをお出ししています。

現地調査・建物診断・お見積りは無料です。他社のお見積りの見方だけのご相談も承ります。相見積もり歓迎、しつこい営業はいたしません。

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執筆・監修:巧正株式会社 施工管理部(外壁診断士・2級建築施工管理技士補(仕上げ)在籍)|八王子市内 累計1,000件超の施工実績|東京都知事許可(般-7)第161006号

大規模修繕の見積書の見方を解説する記事のアイキャッチ(八王子・巧正)

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