マンション・アパート・ビルの修繕は、無料の建物診断から無料診断のお申込み →

鉄部の錆の見方|塗装で直る錆・交換になる錆の判断と錆が出やすい部位

雨戸や庇、階段や手すりに出た錆を見て、「塗り直せば済むのか、それとも交換になるのか」と迷う方は少なくありません。錆は見た目が似ていても、鉄の表面にとどまっているものと、鉄そのものを痩せさせているものがあり、直し方が変わります。

この記事では、錆の種類と進み方、塗装で直せる錆と交換・補強が要る錆の見分け方、建物の中で先に錆が出やすい部位を、図解と八王子市内の戸建て3軒の施工写真で解説します。ケレンの等級や錆止め塗料の種類、塗り替えの周期は別の記事で扱っているため、ここでは「錆そのものの見方」に絞ります。

先に結論をまとめます。

  • 錆は「点錆」「浮き錆(層状の錆)」「減肉(板厚が減る)」「穴あき」の順に進みます。点錆や、表面にとどまって固着した錆の多くは、下地処理と錆止めを含む塗装で直せる範囲です
  • 穴あき・欠け・溶接部の割れ・部材のぐらつきがあるときは、塗装ではなく部分交換か補強を検討します。階段や手すりなど人の安全に関わる部材は、専門家が板厚と固定の状態を確かめてから決めます
  • 錆が先に出るのは「水が残る・たまる」「部材どうしが接する」「傷が付きやすい」場所です。庇の上面、雨戸のレール、屋根の金具の留め付け部、手すり支柱の根元、階段の段板の裏などがその例です
  • 色だけで判断しないことも大切です。古い塗膜のはがれや、上から流れてきた錆汁の汚れが、錆に見えることがあります
  • 見積書では、部材ごとに「塗装」か「交換」かが分かれて書かれているかを見ると、錆の判断が反映されているかが分かります
目次

鉄部の錆とは|塗膜が切れたところから始まる鉄の傷み

建物の鉄部は、塗膜やめっきで表面を覆い、鉄が雨水や空気に直接触れないようにしています。塗膜に傷が付いたり、年数がたって薄くなったりすると、その部分から鉄が水分と酸素に触れ、錆が出始めます。錆は塗膜の下にも広がるため、表面に見えている範囲より奥まで進んでいることがあります。

鉄に出る赤い錆(赤錆)は、一般に自己保護性に乏しく、そのままでは表面から材料の劣化が進むとされています(世界大百科事典)。錆の上から塗料を重ねても、錆が浮いたままでは塗膜ごとはがれやすくなります。塗装で直すときに、まず錆を落とす下地処理(ケレン)から始めるのはこのためです。

なお、この記事で扱うのは、雨戸・庇・手すり・階段など、建物の外に出ている鉄部の錆です。コンクリートの中の鉄筋が錆びてコンクリートを押し割る「爆裂」は、補修の方法がまったく異なります。爆裂については「コンクリート爆裂の原因と補修工法」で解説しています。

錆の種類と進み方|点錆・浮き錆・減肉・穴あき

錆は、出始めから穴があくまで、おおむね4つの段階で進みます。どの段階かによって、塗装で直せるか、交換や補強が要るかが変わります。

八王子 図解 鉄部の錆の進み方 点錆 浮き錆 減肉 穴あきの4段階と赤錆 黒錆 白錆の見分け
図解:鉄部の錆の進み方。点錆と浮き錆の多くは塗装で直る範囲、減肉は残る板厚で判断、穴あきは部分交換・補強を検討する(断面の模式図。写真ではありません)
段階見た目触ったとき・こすったとき主な対応
1. 点錆塗膜の傷や薄い所に、赤茶色の点が出るこすると錆は落ち、下の鉄は固い下地処理と錆止めを含む塗装
2. 浮き錆(層状の錆)塗膜が膨れたり、めくれたりして、その下に錆が広がる錆が薄い層になってはがれる錆を落としたうえで塗装。落とした後の板厚を確かめる
3. 減肉表面がでこぼこに痩せ、角が丸くなる錆を落とすと、元の面より低くくぼんでいる残る板厚と部材の役割で、塗装・補強・部分交換を判断
4. 穴あき板に穴があく、端が欠ける押すとへこむ、欠けた所から向こうが見える部分交換か補強を検討
段階の境目は、部材の厚さ・置かれている環境で変わる。実際の対応は、現地で錆を落としてみた状態で決める

錆には色の違いもあります。赤褐色の赤錆のほかに、黒色の酸化鉄(マグネタイト)である黒錆があります(世界大百科事典)。また、亜鉛めっきをした鋼材の表面には、白い粉のような「白錆」が出ることがあります。白錆は雨水などで生じる亜鉛の酸化物で、めっき皮膜の消耗はわずかとされています(日本建設業連合会「鉄骨工事Q&A」)。

ただし、現場では色だけで段階を決めることはできません。同じ赤茶色でも、表面に付いているだけの錆もあれば、鉄を深く食っている錆もあります。こすったときに錆が層になってはがれるか、落とした後の面がくぼんでいるかを確かめるのが確実です。

塗装で直る錆・交換になる錆の判断

塗装でできるのは、錆を落とし、残った鉄の表面を錆止めと上塗りで覆い直すことです。鉄が失った厚みを塗料で取り戻すことはできません。そのため判断の軸は、「錆を落とした後に、部材として必要な厚みと固定が残っているか」になります。

八王子 図解 鉄部の錆が塗装で直るか 部分交換や補強が要るかを判断する流れ
図解:塗装で直る錆か、交換・補強が要る錆かを見分ける流れ。迷うときは、足場や点検で近づいてケレン後の状態で決める(模式図)
  • 塗装で直る範囲:点錆、表面にとどまって固着した錆、塗膜の膨れの下に広がった錆でも、落とした後に板厚が残っているもの
  • 判断が要る範囲:錆が層になってはがれ、落とした後の面がくぼんでいるもの。残る板厚と、その部材が何を支えているかで、塗装で済ませるか、補強するか、部分交換するかを決める
  • 部分交換・補強を検討する範囲:穴あき、端の欠け、溶接部の割れ、部材のぐらつき、固定しているボルトやアンカーまわりの傷み

階段の踏面やササラ桁、手すり、屋上の架台のように、人の安全や設備の重さに関わる部材は、見た目が軽い錆でも、溶接部や固定部を近くで確かめてから決めます。錆の量が少なく見えても、溶接部の割れや根元のぐらつきがあれば、塗装だけでは直りません。

国土交通省の公共建築改修工事標準仕様書(令和7年版)も、塗替えの下地調整(特記がなければRB種)では、既存塗膜のうち「劣化部分は除去し、活膜部分は残す」としています(7.2.1)。塗装は、傷んだ所を取り除き、まだ健全な部分を生かして上から守り直す工事です。錆をどこまで落とすかの等級(ケレンの種類)と、錆止め・上塗りの工程は「鉄部塗装の見積の読み方」で解説しています。

先に錆が出やすい部位と見るポイント

同じ建物の鉄部でも、錆の出方には差があります。先に錆が出るのは、雨水が残ったりたまったりする場所、部材どうしが接していて水が入り込みやすい場所、人の出入りや開け閉めで傷が付きやすい場所です。

八王子 図解 戸建てと集合住宅で先に錆が出やすい場所 屋根板金 庇 雨戸 笠木 架台 ドレン 階段 手すり
図解:先に錆が出やすい場所の例(建物の模式図。位置・形は簡略化しており、写真ではありません)
部位先に錆びやすい場所見るポイント
屋根板金・雪止め金具釘やビスの頭、板金の重ね目釘頭まわりの錆、重ね目からの錆汁、釘の浮き
庇(霧除け)上面、先端の角、壁との取り合い上面の点錆、先端の塗膜のはがれ、壁際のすき間
雨戸レールの下端、羽板の重なり、戸袋の下部下端の錆、開け閉めの重さ、羽板の塗膜のはがれ
笠木(金属製)雨が掛かる継ぎ目(ジョイント)継ぎ目まわりの錆、固定金物の錆
屋上の架台脚の根元、ボルト・ナットボルトの頭やナットの錆、根元の水たまり
ドレン金物排水口まわり金物の錆と、まわりの防水層の傷み
鉄骨階段段板の裏、踏面とササラ桁の溶接部、下端段板裏の層状の錆、溶接部の割れ、下端の欠け
手すり支柱の根元、横桟との接合部根元の錆とぐらつき、接合部の割れ
部位ごとの代表的な例。実際に錆が出る場所は、雨の当たり方や部材の納まりで変わる

鉄骨階段|段板の裏と溶接部を見る

アパートや小規模なビルの屋外階段は、踏面の上側よりも、雨水が回り込んで乾きにくい段板の裏や、踏面とササラ桁(階段の両側の斜めの桁)をつなぐ溶接部から錆が進むことがあります。上から見て錆が少なくても、下から段板の裏を見ると層状の錆が出ている、ということもあります。

溶接部に割れがある、段板の端が欠けている、踏むとたわむ、といった状態は塗装では直りません。この記事には鉄骨階段の写真を載せていませんが、アパートの鉄骨階段を塗装した事例は「八王子市横川町のアパート鉄骨階段塗装」で紹介しています。

手すり|支柱の根元と接合部を見る

手すりは、支柱が床やコンクリートに差し込まれている根元に水がたまりやすく、根元から錆が進むことがあります。根元の錆は、手でゆすったときのぐらつきとあわせて確かめます。ぐらつきがあれば、塗装の前に固定の状態を調べます。

屋上やベランダの手すり支柱では、中空の支柱の中に雨水が入り、根元から下の階へ水が回ることもあります。支柱の根元から雨漏りする仕組みと止水の方法は「手すり支柱の根元からの雨漏り」で解説しています。

笠木の継ぎ目・ドレン金物・架台のボルト

屋上まわりでは、金属製の笠木の継ぎ目、排水口のドレン金物、設備を載せる架台の脚やボルト・ナットが、先に錆が出やすい部分です。どれも雨が直接当たるうえに、水が集まったり残ったりする場所にあります。架台はボルトやナットだけが先に錆びることもあり、架台本体の塗装とは別に、締め付け部品の状態を見ます。

現場写真で見る|ケレン前の錆と錆止め後(八王子市内の戸建て3軒)

ここからは、八王子市内の戸建て3軒の外壁・屋根塗装で、庇(霧除け)、雪止め金具、雨戸を塗り直したときの写真です。3軒の見積書では、庇(霧除け)や雨戸を部材ごとの行に分け、仕様を「下地処理+エポキシ系さび止め塗料+2液型シリコン樹脂塗料2回塗り」と書いています。雪止め金具は、屋根塗装の工程の中で屋根の板金と一緒に下地処理と錆止めを行っています(見積書に独立した行はありません)。日付は撮影記録が残っている写真だけに記載しています。

庇(霧除け)|水が残る上面に錆が出る

窓の上の小さな庇(霧除け)は、上面がほぼ平らで、雨のあとに水が残りやすい部分です。1軒目では、上面に錆とみられる赤茶色の点やまだらが出ていました。写真の範囲では上面に穴や欠けは見られず、この霧除けは下地処理・錆止め・上塗りの順で塗り直しています。

八王子市内の戸建て 霧除けの上面に出た赤茶色のまだら(錆とみられる)と研磨パッドでの下地処理
下地処理:霧除けの上面を研磨パッドでこすっているところ。上面に、錆とみられる赤茶色の点やまだらが出ている。下は面格子付きの窓(9月1日)
八王子市内の戸建て 霧除けの上面に錆止めをローラーで塗る
錆止め:霧除けの上面に、濃い色の錆止めをローラーで塗っているところ。左側はまだ塗る前で、赤茶色のまだらが見える(9月1日)
八王子市内の戸建て 霧除けの上面に上塗りの2回目を塗る
上塗り(2回目):霧除けの上面を濃い色の上塗り塗料で塗っているところ

2軒目の庇は、写真では上面に目立つ錆は見えませんが、板金の継ぎ目が横に入っています。継ぎ目は水が入り込みやすく、錆が出始めやすい場所です。下地処理のあと黒い塗料を塗り、3日後には濃い灰色の塗料を塗っています。戸建ての霧除けを塗装した別の事例は「八王子市中野山王の鉄部塗装」でも紹介しています。

八王子市内の戸建て 庇の上面を研磨パッドでこする下地処理 板金の継ぎ目
下地処理:庇の上面を研磨パッドでこすっているところ。上面に板金の継ぎ目が横に2本見える(7月1日)
八王子市内の戸建て 下地処理後の庇の上面に黒い塗料を塗る
下地処理のあと、庇の上面に黒い塗料をローラーで塗っているところ。手前が塗った部分、奥はまだ塗る前(7月1日)
八王子市内の戸建て 庇の上面を濃い灰色の塗料で塗る 板金の継ぎ目
庇の上面を濃い灰色の塗料でローラー塗りしているところ。横に板金の継ぎ目が見える(7月4日)

雪止め金具|留め付け部と古い塗膜を見る

スレート屋根の雪止め金具は、屋根材に留め付けた小さな金属部品です。3軒目では、金具の古い塗膜がまだらにはがれ、留め付けの穴のまわりに黒い点が見えました。この現場では、下地処理のあと金具に錆止めを塗り、屋根と一緒に塗装しています。

八王子市内の戸建て 屋根の雪止め金具を研磨パッドでこする下地処理
下地処理:屋根の雪止め金具を研磨パッドでこすっているところ。金具の古い塗膜がまだらにはがれ、上部の留め付けの穴のまわりに黒い点が見える(8月6日)
八王子市内の戸建て 屋根の雪止め金具に黒い錆止めを塗る
錆止め:雪止め金具に黒い錆止めをローラーで塗っているところ。まわりのスレートはまだ塗る前(8月6日)

屋根の頂部を覆う棟板金も、釘の頭や板金の重ね目から錆が出やすい部材です。棟板金の下地処理と錆止めの手順、釘の浮きや下地の傷みで交換を選ぶ判断は「棟板金の塗装とは」で解説しています。

雨戸|錆と塗膜のはがれを見分ける

雨戸は、羽板が重なる部分やレールの下端に水が残りやすく、開け閉めでこすれて傷も付きます。3軒目の雨戸は、表面がうっすら白っぽくなっていましたが、写真では目立つ錆は見えず、下地処理のあと錆止めを塗っています。

八王子市内の戸建て 雨戸の羽板を研磨パッドでこする下地処理
下地処理:雨戸の羽板を研磨パッドでこすっているところ。表面がうっすら白っぽく見える(8月14日)
八王子市内の戸建て 雨戸に黒い錆止めをローラーで塗る
錆止め:雨戸に黒い錆止めをローラーで塗っているところ。上側が塗った部分で、つやが出ている(8月15日)

1軒目の雨戸は、古い塗膜があちこちはがれて、下の淡い色が見えていました。こうした塗膜のはがれは、遠目には錆と区別しにくいことがあります。はがれた所の下の鉄が赤茶色になっているか、こすったときに錆の粉が出るかで見分けます。この雨戸も下地処理のあと錆止めを塗っています。

八王子市内の戸建て 雨戸の古い塗膜のはがれと錆止めを塗った部分
錆止め:雨戸に錆止めを塗っているところ。上が塗った部分。下のまだ塗る前の部分は、古い塗膜があちこちはがれて淡い色が見えている

錆を見つけたら|いつ塗るかは周期と部位で考える

錆に気づいたときに考えたいのは、「次の塗り替えまで待てる錆か、先に手を入れたい錆か」です。点錆や表面の錆なら、外壁や屋根の塗装と同じ時期にまとめて直すことで、足場を一度で済ませられます。一方、層状の錆やぐらつきがある部材は、時期を待たずに状態を確かめる価値があります。

鉄部の塗り替えの目安の年数と、雨掛かりの部位を優先する考え方、ほかの工事と時期をそろえる考え方は「マンション・ビルの修繕周期 早見表」にまとめています。この記事では年数は扱わず、錆の状態から判断する見方だけをお伝えしています。

見積書で見る1点|部材ごとに「塗装」か「交換」かが分かれているか

錆の判断が見積に反映されているかは、部材ごとに「塗装」か「交換」かが分けて書かれているかで分かります。「鉄部塗装 一式」の1行だけでは、錆のひどい部材を塗装で済ませるのか、交換するのかが読み取れません。

  • 塗装で直す部材は、部材名と工程(下地処理・錆止め・上塗り)が書かれているか
  • 交換や補強をする部材は、塗装の行とは別に、交換・補強の行として書かれているか
  • 足場を架けて近くで見るまで判断できない部材は、交換が必要になった場合の扱いが書かれているか

この記事の3軒の見積書では、雨戸・霧除け板金を部材ごとの行に分け、それぞれの工程を規格欄に書きました。部位ごとの塗料の使い分けや単位の読み方など、鉄部塗装の見積の詳しい見方は、先に紹介した「鉄部塗装の見積の読み方」で解説しています。

錆の判断で気をつけたいこと

錆は見た目の印象が強いため、色や量だけで判断しがちです。判断を誤りやすいポイントを挙げます。

  • 錆の上に上塗りだけを重ねない:浮いた錆を残したまま塗ると、錆と一緒に塗膜もはがれやすい。下地処理と錆止めの工程があるかを確かめる
  • 色だけで決めない:古い塗膜のはがれ、上から流れた錆汁、汚れが錆に見えることがある。こすって素地を確かめる
  • 錆の量と部材の役割を分けて考える:錆が少なくても、階段や手すりの溶接部・根元に割れやぐらつきがあれば塗装では直らない
  • 錆の出どころを確かめる:外壁や床に錆汁が垂れているときは、上にある鉄部が出どころ。外壁を塗る前に、出どころの鉄部を直す

鉄部の錆のよくある質問

Q. 錆止めを塗れば、錆は止まりますか?

錆止めは、錆を落とした後の鉄の表面を覆い、錆が再び進むのを抑えるための塗料です。浮いた錆の上にそのまま塗っても、錆の層ごとはがれやすくなります。錆止めの効果を生かすには、先に下地処理で浮いた錆と傷んだ塗膜を取り除くことが前提です。

Q. 錆びた手すりは、塗装で何年もちますか?

年数は、錆の段階、下地処理でどこまで落とせたか、雨の当たり方、使う塗料で大きく変わるため、一律にはお答えできません。判断の目安は、錆を落とした後に板厚が残っているか、根元や接合部にぐらつき・割れがないかです。これらに問題がなければ塗装で直し、問題があれば固定の補修や部分交換を先に検討します。

Q. 鉄骨階段の錆は、誰が判断しますか?

日常の点検では、建物の所有者や管理者が、錆の広がりや踏んだときのたわみに気づくことが多いです。建築基準法の定期調査の対象になる建物では、国土交通省の告示(平成20年第282号)で、階段各部の劣化・損傷の状況を目視で確かめ、「歩行上支障があるひび割れ、錆、腐食等」があるかを判定する項目が定められています。塗装か交換・補強かは、錆を落とした状態を見て、施工会社や建築士が判断します。

Q. 塩ビの竪樋や樹脂の部材に、錆のような茶色い汚れがあります

塩ビ(塩化ビニル樹脂)や樹脂の部材そのものは錆びません。茶色い汚れの多くは、樋を留めている金具や、上にある鉄部から流れてきた錆汁が付いたものです。部材を取り替える必要はないことが多く、汚れの出どころになっている金具や鉄部の錆を確かめます。

Q. 錆汁が外壁に垂れてきました。どうすればよいですか?

まず、垂れている筋をたどって、上にある出どころの鉄部(庇、手すり、笠木の金物、エアコンの架台など)を確かめます。外壁の汚れは、洗浄や塗装の下地処理で落とせる範囲かどうかを見ますが、出どころの鉄部が錆びたままだと、外壁をきれいにしてもまた垂れてきます。外壁の塗装と一緒に直す場合は、出どころの鉄部を先に塗装か交換で直す順番にします。

巧正の鉄部の錆への対応

巧正株式会社は、八王子市を拠点に外壁塗装・屋根塗装・屋上防水・大規模修繕などの建物修繕を行う会社です。元請け一貫体制で、現地調査・見積・工程管理・完工後の点検までを当社が担当し、塗装や板金の工事は協力職人と組んで施工します。

  • この記事の3軒では、現地調査で雨戸・霧除け・屋根の金具の錆と塗膜の状態を確認し、見積書は部材ごとの行に分けて、下地処理・錆止め・上塗りの工程を規格欄に書きました
  • この記事の3軒では、下地処理と錆止めの工程を写真で記録しました
  • 塗装で直る錆か、交換・補強を考える錆かは、現地で錆を落としてみた状態で決まります。見積書を受け取ったら、部材ごとに「塗装」か「交換」かが分かれているかをご確認ください
  • 戸建ての雨戸・庇から、アパート・ビルの鉄骨階段や手すり、屋上の架台まで、外壁・屋根の工事や大規模修繕とあわせてご相談いただけます

東京都知事許可(般-7)第161006号。創業2014年4月、2023年10月に法人化し、累計1,000件超の工事を手がけてきました。錆が塗装で直る状態か判断がつかない段階でも、現地を確認したうえでご説明します。

鉄部の錆・塗装のご相談・現地調査のご依頼

お電話:042-508-3134(9:00〜18:00/日曜定休)

お問い合わせフォーム

LINEで相談する

執筆・監修:巧正株式会社(外壁診断士・2級建築施工管理技士補 在籍)

出典・参考資料

巧正株式会社

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次