雨漏り調査の方法と費用|散水・赤外線の違いと原因が特定できないとき
「天井のシミは雨漏りだと思うけれど、どこから入っているのか分からない」「業者に見てもらったが原因がはっきりしない」。雨漏りの修理は、水の入り口を特定してから直すのが基本で、特定の精度で修理の成否が決まります。そのための工程が雨漏り調査です。
本記事では、八王子を拠点に戸建てからマンション・ビルまでの外装修繕を元請けとして手がける巧正株式会社が、聞き取り・目視、散水、赤外線サーモグラフィ、発光液・ファイバースコープという調査方法ごとに、何が分かって何が分からないか、所要時間、一般的な費用の目安、無料調査と有料調査の線引きを整理します。あわせて、散水調査の手順、原因が特定できないときの進め方、調査報告書に書いてあるべき項目までまとめました。
結論:調査は「聞き取り・目視→散水→赤外線・発光液」の順に段階を上げる。目視までは無料のことが多く、散水から有料になるのが一般的
雨漏り調査は、まず聞き取りと目視・写真で候補を絞り、候補に水をかけて再現する散水調査で入り口を確定させるのが基本の流れです。赤外線サーモグラフィや発光液・ファイバースコープは、散水だけでは追えない経路を補う手段です。一般的な費用の目安は、散水調査が3〜10万円、赤外線サーモ調査が5〜20万円で、足場や高所作業車が必要な場合はその分が加わります。当社では、目視・写真による一次調査とお見積りは無料で、時間のかかる散水調査など機材を使う本格調査は別途お見積りです。
雨漏り調査は4段階で進む:無料で分かる範囲と、有料になる範囲
雨漏り調査の方法は複数ありますが、どれか1つを選ぶものではなく、軽い調査から順に段階を上げていくのが基本です。最初から赤外線や発光液を使うより、聞き取りと目視で候補を絞ってから散水したほうが、時間も費用も少なく済みます。
- 第1段階:聞き取り・目視・写真。いつ、どんな雨のとき、室内のどこに出るかを聞き取り、屋根・屋上・外壁・サッシ廻りを目視と写真で確認して候補を絞る。多くの業者で無料の範囲
- 第2段階:散水調査。候補に順番に水をかけ、室内で再現するかを確認する。入り口を「確定」させる調査で、ここから有料になるのが一般的
- 第3段階:赤外線サーモグラフィ(本格調査)。表面温度の差から、壁や屋根の内部に水を含んだ範囲を非破壊で把握する。散水と組み合わせて使い、解析と報告書を伴う本格調査は有料が一般的
- 第4段階:発光液・ファイバースコープ。経路が複雑なときに、発光液で流れを追う、内視鏡で壁の内部を直接見る。調査専門業者が扱うことが多い

どこまで進める必要があるかは、第1段階でどれだけ候補を絞れるかで変わります。シーリングの切れやドレン廻りの不具合など、入り口が目視で明らかな場合は、散水で確認してすぐ補修に進めます。候補が複数あり、しかも離れた場所に症状が出ている場合は、第3・第4段階まで必要になることがあります。部位ごとの入り口の見分け方は「雨漏りの原因はどこ?部位別の見分け方」で整理しています。
第1段階:聞き取り・目視調査で分かること、分からないこと
目視調査は、屋根・屋上・バルコニー・外壁・サッシ廻り・配管の貫通部などを、劣化の状態と室内の症状の位置を照らし合わせながら確認する作業です。その前の聞き取りが調査の半分といってよく、次の情報があるだけで候補はかなり絞れます。
- いつから出ているか:最近急に出たのか、以前から雨のたびに出ていたのか
- どんな雨のときに出るか:風を伴う雨だけか、長雨のときか、短時間の強い雨か。風向きが分かればさらに有効
- どこに、どのくらい出るか:天井・壁・窓枠のどこか、ポタポタ落ちるのかシミが広がる程度か
- 雨が止んでからの時間差:降っている最中に出るのか、半日〜1日遅れて出るのか
- 過去の工事歴:屋根や外壁の塗装・防水・シーリングの時期、増築やアンテナ・設備の取り付け歴

目視で分かるのは「入り口になり得る劣化がどこにあるか」までです。シーリングの切れ、笠木の継ぎ目の隙間、防水層の端末の浮き、棟板金の釘の浮きなどは目視で見つかりますが、その劣化が本当に今回の雨漏りの入り口かどうかは、目視だけでは確定できません。劣化が複数あれば、どれが原因かを決めるのは次の散水調査の役目です。
また、雨の日以外にも濡れる、冬の朝に窓廻りだけ濡れるといった場合は、雨漏りではなく結露や、上階の給排水管からの漏水のことがあります。聞き取りの段階でこの切り分けをしておくと、散水しても再現しない無駄を減らせます。
第2段階:散水調査の手順と所要時間(下から順に、1か所ずつ)
散水調査は、目視で絞った候補にホースで水をかけ、室内で雨漏りが再現するかを確認する調査です。道具は単純ですが、順番と時間の掛け方で結果が大きく変わるため、手順が決まっています。住宅紛争処理の参考資料として公開されている「雨漏り調査シート」(住まいるダイヤル)では、木造住宅の散水調査について次の要点が示されています。
- 低い箇所から高い箇所へ順番を決めて散水する。上から先にかけると、流れ落ちた水で下の候補の判定ができなくなるため
- 想定する入り口ごとに1か所ずつ行い、上下の位置関係にある箇所には同時に散水しない
- 散水の向きは下向きまたは横向きが基本。雨の当たり方を再現するためで、高圧洗浄機は原則使わない
- 散水は雨漏りが再現するまでが原則で、4時間程度を目安とする
- 散水担当と、室内で浸み出しを確認・記録する担当の最低2名で行う
- 原則として降雨のない日に行い、凍結が予想される日や強風の日は行わない
実務では、1か所あたり最短でも20〜30分は散水して反応を待ち、水の入り口から室内に出るまでに時間差が疑われる候補は、調査シートの目安(再現するまで、4時間程度)まで延ばします。そのため候補が3〜4か所あれば半日から1日を見ておくのが現実的です。再現しなかった場合は「その候補は入り口ではない」という結果が得られ、これも次の判断に使える情報です。
散水調査の前に、応急処置でコーキングを塗って塞いでしまうと、本来の入り口に水が入らず再現しなくなることがあります。雨漏りに気づいたときの室内・屋外の対処と、やらないほうがよいことは「雨漏りの応急処置」で説明しています。

第3段階:赤外線サーモグラフィ調査でできること、条件
赤外線サーモグラフィは、表面温度の分布を画像にする機器です。水を含んだ部分は乾いた部分と温まり方・冷え方が違うため、壁や屋根の内部に水が回っている範囲を、壊さずに把握できます。目視では分からない「濡れている範囲の広がり」が分かるので、散水の候補を絞る、あるいは散水後に水がどこまで回ったかを確認する目的で使います。

一方で、赤外線には条件があります。表面温度の差を見る方法なので、日射や気温の変化がないと差が出にくく、雨の直後や日射が弱い日では判別しにくいことがあります。タイルの種類など素材によって写り方が変わり、周辺の建物からの反射も影響します。また、写るのは「水のある範囲」であって「水が入った場所」ではないため、赤外線だけで入り口を確定することはできません。散水と組み合わせて初めて役立つ機器と考えてください。なお、当社の一次調査(無料)で含水の範囲を簡易に確認することはありますが、解析と報告書を伴う本格的な赤外線調査は別途お見積りです。
第4段階:発光液調査・ファイバースコープ調査(一般的な方法として)
散水で再現はするが、水が建物の中でどう流れているか追えない。そのようなときに使われるのが、発光液調査とファイバースコープ調査です。いずれも雨漏り調査を専門にする業者が扱うことが多く、ここでは一般的な方法として紹介します。
| 方法 | やり方 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 発光液調査 | 紫外線で光る検査液を混ぜた水を候補ごとに流し、室内の出口で色を確認して経路を追う | 候補が複数あり、散水では「どこから入った水か」が区別できないとき | 候補ごとに色を変えて日を分けるなど手間がかかる。建物によっては液の使用に配慮が必要 |
| ファイバースコープ調査 | 小さな穴や隙間から内視鏡を入れ、壁の内部や天井裏の濡れ跡を直接見る | 天井裏に入れない、壁の内部の状態を壊さずに確かめたいとき | 見える範囲は限られる。穴を開ける場合は復旧が必要 |
| 含水率計 | 木材や下地の含水率を計測し、濡れている範囲と乾いている範囲を数値で区別する | 散水後にどこまで水が回ったかを確認するとき | 表面付近の計測が中心。入り口の特定は散水と併用 |
これらの調査は、機材と解析に手間がかかるため、散水調査より費用が高くなるのが一般的です。金額は業者ごとの公開料金をご確認ください。必要になるのは、散水で再現しても経路が追えない、あるいは複数の入り口が疑われる場合に限られます。当社の経験では、第1・第2段階で入り口が確定する案件が大半です。
雨漏り調査の費用:一般的な目安と、金額を決める要素
調査費用に国が定めた基準や統計はなく、業者が公開している料金も幅があります。以下は一般的な目安で、当社の単価ではありません。足場や高所作業車が必要な場合は、調査費とは別にその費用が加わります。
| 調査方法 | 一般的な費用の目安 | 所要時間の目安 | 分かること |
|---|---|---|---|
| 聞き取り・目視・写真 | 修理見積を前提にする業者では無料が多い(業者による) | 1〜2時間 | 入り口の候補と劣化の状態 |
| 散水調査 | 3〜10万円 | 半日〜1日(候補数による) | 入り口の確定(再現の有無) |
| 赤外線サーモグラフィ調査 | 5〜20万円 | 半日程度(日射条件による) | 内部に水を含んだ範囲 |
| 発光液・ファイバースコープ | 散水より高くなるのが一般的(業者の公開料金による) | 半日〜複数日 | 水の経路、壁内部の状態 |
同じ散水調査でも金額に幅があるのは、次の要素で手間が変わるためです。見積を比べるときは、「調査一式」ではなく、これらが分かれて書かれているかを確認すると判断しやすくなります。
- 候補の数と散水時間:候補が多い、再現までに時間がかかる建物ほど日数が増える
- 建物の高さと近づき方:2階の屋根までは梯子で届いても、3階以上の外壁や屋上の外側は足場・高所作業車・ロープアクセスが必要になる
- 水の確保:散水には水道を使い、1時間あたり1.2〜1.8㎥程度を使うとされる(調査シート)。水道料金は依頼者側の負担になる場合がある
- 報告書の内容:写真と散水位置の記録だけか、図面に経路を落とした報告書まで作るか
- 修理とセットか、調査のみか:修理を前提にする業者では調査費を見積に含める、または無料にすることがある
まず写真で、調査の進め方をご案内します
一次調査(聞き取り・目視・写真)とお見積りは無料です。散水など本格調査が必要かどうかも、写真の段階でお伝えできます。写真3枚(室内のシミ・建物の外観全体・疑わしい箇所の寄り)をお送りいただければ、担当者が見てご連絡します。写真だけでは判断できない場合があり、最終的な判断は現地調査(無料)で行います。無料で、営業のお電話はしません。
● LINEで写真を送る:巧正の公式LINE
● フォームで依頼する:30秒のかんたん見積もり依頼(写真はこちらからのご連絡後にお送りください)
● お電話:042-508-3134(9:00〜18:00/日曜定休)
「調査無料」はどこまで?無料調査と有料調査の線引き
「雨漏り調査無料」と書かれている場合、その多くは第1段階の聞き取り・目視・写真を指します。これは修理の見積を出すために必要な確認なので、見積と一体で無料にしている業者が多く、当社も同じです。一方、散水調査は半日以上の人員と水を使い、赤外線や発光液は機材と解析の手間がかかるため、有料になるのが一般的です。
当社の線引きは次のとおりです。目視・写真による一次調査とお見積りは無料で、契約の義務はありません。一次調査で入り口が絞り切れず、時間のかかる散水調査や、解析と報告書を伴う本格的な赤外線調査など機材を使う本格調査が必要な場合は、内容と金額を事前にご説明し、別途お見積りのうえで行います(一次調査の際に赤外線で含水の範囲を簡易に確認することはあります)。調査後に金額が変わることがないよう、散水の候補数と時間の見込みを先にお伝えします。無料建物診断の見る項目と当日の流れは「巧正の無料建物診断」で公開しています。
注意したいのは、「無料」の調査で入り口を確定しないまま修理の見積が出てくる場合です。目視で見つかった劣化を直すこと自体は無駄ではありませんが、それが今回の雨漏りの入り口かどうかは別問題です。見積に「散水で再現を確認した」のか「劣化箇所を推定で補修する」のかが書かれているかを確認してください。推定の補修なら、再発したときに次の候補へ進む段取りまで聞いておくと安心です。
原因が特定できないとき:複数経路・季節性・再現できない雨の対処
散水しても再現しない、補修したのにまた出る、という雨漏りには、いくつか典型的な理由があります。原因が特定できないのは調査が無意味だったからではなく、条件が揃っていなかったことが大半です。理由ごとに次の一手が変わります。
| 特定できない理由 | 起きていること | 次の一手 |
|---|---|---|
| 入り口が複数ある | 1か所を直しても別の入り口から入り続ける。補修後に「量が減ったが止まらない」のはこの型 | 残りの候補に順に散水する。発光液で入り口ごとに色分けして区別する |
| 風向きと雨の強さに条件がある | 特定の方角からの横殴りの雨でしか入らない。普通の散水(下向き・横向き)では再現しにくい | 聞き取りで風向きを確認し、その面に横から、十分な時間をかけて散水する |
| 長雨でしか出ない | 断熱材や下地が水を一度ため、容量を超えてから染み出す。短時間の散水では出ない | 散水時間を延ばす(調査シートの目安は再現するまで、4時間程度)。赤外線や含水率計で水が回った範囲を確認する |
| 季節性がある | 冬だけ出るなら結露、夏の夕立だけなら短時間強雨で排水が追いつかない可能性 | 雨漏り以外の可能性を切り分ける。ドレンや雨樋の排水能力を確認する |
| 雨漏りではなく漏水 | 上階の給排水管、エアコンのドレン、給湯器配管からの漏れが「雨漏り」として相談される | 天候と症状の関係を記録し、設備業者と連携して切り分ける |
再現できなかった場合の現実的な進め方は、「次に雨漏りしたときに記録を取る」ことを決めておくことです。日時・天候・風向き・雨の強さ・出た場所と量をメモし、可能ならスマートフォンで動画を撮っておく。この記録が次の散水の条件を決める材料になります。雨漏りの頻度が低い建物では、調査を急ぐより、記録を揃えてから条件を合わせて散水するほうが確実です。
なお、屋根や屋上の防水層そのものが寿命を迎えている場合は、入り口が「点」ではなく「面」になっており、1か所の補修では止まりません。この場合は調査を重ねるより防水改修を検討する段階です。防水層の劣化サインの見分け方は、末尾の関連ページ「屋上防水の劣化サイン7つ」で説明しています。
調査報告書に書いてあるべき項目
有料の調査を依頼したら、結果は報告書で受け取ってください。口頭の説明だけでは、別の業者に修理を頼むときや、管理組合・保険会社に説明するときに使えません。住まいるダイヤルの調査シートで記録項目とされている内容を基に、最低限入っているべき項目を整理します。
- 基本情報:調査日時、天候・気温、調査員名、建物の構造・階数、室内の症状の位置と状態(写真)
- 聞き取りの内容:発生時期、どんな雨のときに出るか、過去の工事歴
- 目視で確認した劣化:部位ごとの写真と、入り口の候補として挙げた理由
- 散水の記録:散水した位置と順番、散水時間と角度、浸み出しの有無、散水開始から浸み出しまでの時間、想定外の場所からの浸み出し
- 結論:特定できた入り口と推定される経路、特定できなかった場合はその理由と次の調査の提案
- 補修の提案:入り口に対する補修方法と、劣化していたが今回の入り口ではなかった箇所の扱い(今回直すか、次回に回すか)

「劣化していたが今回の入り口ではなかった箇所」を報告書で分けて書いてもらうことは、特に重要です。これがないと、入り口の補修と、劣化箇所の予防的な補修が「雨漏り修理一式」にまとまり、何に費用を払うのかが分からなくなります。
調査だけの依頼・管理会社経由・高所の調査はどう進めるか
調査だけの依頼はできるか
できます。相見積の判断材料にしたい、修理は別の業者に頼む予定、管理組合に説明する資料が欲しい、といった場合は、調査と報告書までを独立して依頼できます。この場合は散水調査も含めて有料となり、報告書をお渡しします。修理まで一緒に依頼する場合との費用の違いは、見積の段階でご説明します。
分譲マンション・賃貸で管理会社を通す場合
分譲マンションでは、入り口が共用部分(屋上・外壁・バルコニーの防水層など)か専有部分かで費用の負担者が変わるため、原因が確定するまで負担者を決められません。原因不明の段階では管理組合が先行して調査し、確定後に精算する運用が現実的です。責任区分と対応フローは「マンションの雨漏りは誰の責任?管理組合の対応フロー」で整理しています。賃貸の場合は、入居者はまず管理会社・オーナーへ連絡し、調査の手配はオーナー側で行うのが通常です。
3階以上の外壁や屋上の外側:足場とロープアクセス
散水は「候補に直接水をかける」必要があるため、手が届かない高さの外壁やサッシ廻りでは、足場・高所作業車・ロープアクセスのいずれかで近づきます。調査のためだけに足場を組むと費用が大きくなるため、中高層の建物ではロープアクセスで散水と打診を行う方法があります。下がるのは足場に関わる費用の分で、建物の条件(屋上の支持物の有無など)で成立するかが決まります。詳しくは「ロープアクセス打診調査」をご覧ください。

倉庫・工場の折板屋根のように建物の用途で調査の進め方が変わる場合や、火災保険が使える雨漏り・使えない雨漏りの典型は、末尾の関連ページ(倉庫・工場の雨漏り修理/火災保険で外壁塗装はできる?)で説明しています。台風や強風で屋根材や板金が外れたことによる雨漏りは保険の対象になり得ますが、経年劣化が原因の場合は対象外が原則で、適用の可否は契約内容と保険会社の判断によります。いずれも調査報告書の写真と記録が申請の根拠になります。
巧正の雨漏り調査の進め方(八王子・多摩エリア)
当社は、調査から補修・防水改修までを元請けとして一貫して管理します。戸建てでもマンション・ビルでも、進め方は同じです。
- お問い合わせ時の聞き取り:症状の場所・時期・雨の条件・工事歴をうかがいます。室内の症状の写真をLINEやフォームでお送りいただくと、候補の見当が早くつきます
- 一次調査(無料):外壁診断士が現地で屋根・屋上・外壁・サッシ廻り・ドレン廻りを目視と写真で確認し、入り口の候補を絞ります。必要に応じて赤外線サーモグラフィで含水の範囲を簡易に確認します(解析と報告書を伴う本格的な赤外線調査は別途お見積り)
- お見積り(無料):候補が明らかな場合は補修のお見積りを、絞り切れない場合は散水調査の内容(候補数・時間・近づき方)と金額をお見積りします
- 散水調査(別途お見積り):低い候補から順に1か所ずつ散水し、室内で再現を確認します。写真と散水の記録を報告書にまとめます
- 補修・改修のご提案:入り口に対する補修と、劣化していたが今回の入り口ではない箇所を分けてご提案します。シーリング・下地補修は原則保証の対象外、屋上防水の改修は平場10年・立上り5年の保証があります(詳細は末尾の関連ページ「巧正の工事保証とアフター点検」)

雨漏り修理の全体像(原因部位・費用の目安・流れ)は、サービスページの「八王子の雨漏り修理・調査」にまとめています。
よくあるご質問
Q1. 雨漏り調査の費用はいくらくらいですか
A. 一般的な目安として、散水調査が3〜10万円、赤外線サーモグラフィ調査が5〜20万円です(当社の単価ではありません)。聞き取り・目視の一次調査は、修理の見積を前提にする業者では無料のことが多く、当社も一次調査とお見積りは無料です。足場や高所作業車が必要な場合はその費用が別に加わります。
Q2. 散水調査はどのくらい時間がかかりますか
A. 候補の数と、水が室内に出るまでの時間差によります。1か所あたり最短でも20〜30分は散水して反応を待ち、時間差が疑われる候補は長くかけるため、候補が3〜4か所なら半日から1日が目安です。住まいるダイヤルの調査シートでは、再現するまで散水することを原則に4時間程度を目安としています。
Q3. 雨漏り調査は無料でやってもらえますか
A. 聞き取り・目視・写真による一次調査と見積は、無料にしている業者が多く、当社も無料です。散水調査、赤外線、発光液など、時間と機材を使う本格調査は有料になるのが一般的です。「無料」の範囲がどこまでか、有料になる場合の金額をいつ提示するかを、依頼前に確認してください。
Q4. 赤外線調査だけで原因は分かりますか
A. 赤外線サーモグラフィで分かるのは「内部に水を含んだ範囲」で、水が入った場所そのものではありません。日射や気温の条件で写り方も変わります。入り口を確定するには散水での再現が必要で、赤外線は散水の候補を絞る、または水が回った範囲を確認する補助として使います。
Q5. 散水しても再現しませんでした。どうすればよいですか
A. 入り口が別にある、風向きや雨の強さに条件がある、長雨でしか出ない、雨漏りではなく漏水や結露、のいずれかが典型です。次に雨漏りしたときの日時・天候・風向き・出た場所を記録し、その条件に合わせて散水の面・向き・時間を変えて再調査します。再現しなかった候補は「入り口ではない」と分かったことになり、これも結果の一つです。
Q6. 調査だけ依頼して、修理は別の業者に頼めますか
A. できます。その場合は散水調査を含めて有料となり、写真・散水の記録・結論をまとめた報告書をお渡しします。相見積の判断材料や、管理組合・保険会社への説明資料としてお使いいただけます。
Q7. 自分で散水して調べてもよいですか
A. 1階の外壁やサッシ廻りなど、地上から安全に手が届く範囲なら、記録を取りながら試すことはできます。ただし屋根や2階以上の外壁は転落の危険があるため登らないでください。また、高圧洗浄機は使わず、低い候補から1か所ずつ、1か所に十分な時間をかけるのが基本です。自己判断でコーキングを塗って塞ぐと、業者の調査で再現しなくなることがあるので避けてください。
まとめ:調査は「候補を絞って、散水で確定」。無料の範囲と有料の範囲を先に確認する
雨漏り調査は、聞き取り・目視で候補を絞り、散水で入り口を確定させるのが基本で、赤外線や発光液はそれを補う手段です。一般的な費用の目安は散水3〜10万円、赤外線5〜20万円で、足場の要否と候補の数で変わります。業者を選ぶときは、無料の範囲と有料になる条件、報告書に散水の記録と結論が入るか、劣化箇所と入り口を分けて提案してくれるかを確認してください。当社では一次調査とお見積りは無料で、本格調査は内容と金額を事前にご説明したうえで行います。
雨漏り調査のご相談・お申し込み
「調査だけ」のご依頼も受け付けています。写真3枚(室内のシミ・建物の外観全体・疑わしい箇所の寄り)をお送りいただければ、担当者が見てご連絡します。写真だけでは判断できない場合があり、最終的な判断は現地調査(無料)で行います。無料で、営業のお電話はしません。
● LINEで写真を送る:巧正の公式LINE
● フォームで依頼する:30秒のかんたん見積もり依頼(写真はこちらからのご連絡後にお送りください)
● お電話:042-508-3134(9:00〜18:00/日曜定休)
出典・参考資料
- 雨漏り調査シート(住宅紛争処理技術関連資料集・住まいるダイヤル):散水調査の順序・時間・体制・記録項目
- 定期報告制度における赤外線調査による外壁調査ガイドライン(国土交通省・令和4年3月・PDF):赤外線調査の気象・日射・素材の条件
執筆・監修:巧正株式会社 施工管理部(外壁診断士・2級建築施工管理技士補(仕上げ)在籍)|累計1,000件超の施工実績。本記事の散水調査の手順と報告書の記録項目は住まいるダイヤルの雨漏り調査シートを参照し、費用は一般的な目安として記載しています(当社の単価ではありません)。2026年10月12日に内容を確認しました。個別の建物の調査方法と費用は、現地確認のうえでご案内します。
