アスファルト防水とは|熱工法・トーチ工法の違いと改修・耐用年数・費用
築年数の経ったマンションやビル、学校、工場の屋上では、新築時にアスファルト防水が採用されている建物が多く見られます。改修の時期には「防水層を覆っている保護コンクリート(押えコンクリート)は撤去が要るのか」「熱工法・トーチ工法・常温粘着工法は何が違うのか」といった疑問が出てきます。
この記事では、八王子を拠点にマンション・ビル・工場・戸建ての防水改修を元請けとして手がける巧正株式会社が、国土交通省の公共建築改修工事標準仕様書(令和7年版)の規定と、押えコンクリートの屋上を撤去せずに改修した当社の事例をもとに、アスファルト防水の仕組み、熱工法・トーチ工法・常温粘着工法の違い、改修の考え方、耐用年数、一般的な費用の目安を整理します。
結論:アスファルト防水は「アスファルト系の材料を何層にも重ねて、厚い防水層をつくる工法」。溶融アスファルトとアスファルトルーフィング類を交互に積み重ねる熱工法と、改質アスファルトシートを張るトーチ工法・常温粘着工法に分かれ、仕上げは押えコンクリートで覆う保護防水と、防水層が表に出る露出防水の2通り
国土交通省の改修仕様書では、熱工法が3節「アスファルト防水」、トーチ工法・常温粘着工法が4節「改質アスファルトシート防水」として別に定められています。改修では、既存の防水を撤去するか、残して上から重ねるかを、仕様書の工法名(P0D・P0X・M4C・M4ASなど)で整理でき、押えコンクリートを残したまま新しい防水をつくる工法も標準として定められています。耐用年数の一般的な目安は約15〜20年、費用の一般的な相場は1㎡あたり5,500〜8,500円です(当社の単価ではありません)。
アスファルト防水とは|溶融アスファルトとルーフィングを交互に積み重ねる
アスファルト防水は、加熱して溶かしたアスファルト(溶融アスファルト)と、シート状のアスファルトルーフィング類を交互に積み重ね、何層にもなった防水層をつくる工法です。改修仕様書では3章3節「アスファルト防水」で扱われ、層ごとの材料と、アスファルトの使用量(kg/㎡)が工程表で定められています。アスファルトを釜で溶かす代わりに、改質アスファルトシートをバーナーであぶる、または粘着層で張る工法(4節「改質アスファルトシート防水」)も、一般にはアスファルト防水の仲間として扱われます。
改修仕様書で指定されている主な材料は次のとおりです。
- ルーフィング類……アスファルトルーフィング1500(JIS A 6005)、ストレッチルーフィング1000(JIS A 6022)、露出防水の最上層に使う砂付ストレッチルーフィング、砂付あなあきルーフィング(JIS A 6023)、網状アスファルトルーフィング
- 改質アスファルトルーフィングシート(JIS A 6013)……トーチ工法・常温粘着工法で使うシート
- アスファルトプライマー・押え金物……押え金物は立上りの末端を留めるアルミ製のL-30×15×2.0程度
- 下地補修用のアスファルト……既存下地の補修に使うアスファルトは、JIS K 2207の防水工事用アスファルト3種(3.2.2)
こうした材料を層ごとに重ねてつくる防水層には、一般的に次のような特長があります。
- 多層で厚い……上下の層で継目をずらして重ねるため、一層の継目が弱点になりにくい
- 耐用年数が長め……一般的な目安は約15〜20年で、4つの防水工法の中では長い位置づけ(後述)
- 重さがある……多層の分だけ重く、押えコンクリートで覆う保護防水は一般的にさらに重い
- 熱・火を使う工法がある……熱工法とトーチ工法。火を使わない常温粘着工法もある
保護防水(押えコンクリート)と露出防水の違い
アスファルト防水は、防水層の上を何で仕上げるかで保護アスファルト防水と露出アスファルト防水に分かれます。保護防水は、防水層の上に押えコンクリートを打って覆う方式で、表面がコンクリートで格子状の伸縮目地が入っていれば、一般的に保護防水と考えられます。
改修仕様書の表3.3.3では、保護防水を防水層ごと撤去して新しくつくる場合(P1B工法・屋根保護防水絶縁工法B-1)、ルーフィング類を溶融アスファルトで張り重ねたうえに絶縁用シートを敷き、溶接金網を敷き込んだ保護コンクリートを打つ工程が示されています。
露出防水は、最上層に砂付ストレッチルーフィングや改質アスファルトシートを張り、仕上塗料で仕上げる方式です。劣化を目で確認しやすい反面、紫外線や熱を直接受けます。
| 項目 | 保護アスファルト防水 | 露出アスファルト防水 |
|---|---|---|
| 表面の仕上げ | 押えコンクリート(伸縮目地あり) | 砂付ルーフィング・改質アスファルトシート+仕上塗料 |
| 改修仕様書の記号 | P(工法名の1文字目) | M(露出アスファルト・改質アスファルト防水) |
| 重さ | 押えコンクリートの分だけ重い(一般的に) | 保護防水より軽い(一般的に) |
| 劣化が出やすい場所(一般的に) | 押えコンクリートの伸縮目地・ひび、立上り | 防水層の膨れ、立上り末端の剥がれ、仕上塗料の劣化 |
3つの工法の違い|熱工法・トーチ工法・常温粘着工法
アスファルト防水の張り方は、一般に3つに分けて呼ばれます。溶融アスファルトでルーフィングを張り重ねる熱工法、改質アスファルトシートの裏面をバーナーであぶって溶かしながら張るトーチ工法、粘着層の付いた改質アスファルトシートを火を使わずに張る常温粘着工法です。改修仕様書では、熱工法が3節「アスファルト防水」、トーチ工法と常温粘着工法が4節「改質アスファルトシート防水」と別の節に定められていますが、この記事では3つをまとめて比べます。露出防水の密着工法を例に、仕様書の工程を並べます。
| 工法 | 種別 | 工程(使用量) |
|---|---|---|
| 熱工法 (表3.3.7・M4C工法) | C-1 | プライマー0.2kg/㎡→ストレッチルーフィング流し張り(アスファルト1.0kg/㎡)→ストレッチルーフィング(1.0kg/㎡)→アスファルトルーフィング(1.0kg/㎡)→砂付ストレッチルーフィング(1.0kg/㎡)→仕上塗料 |
| C-2 | プライマー0.2kg/㎡→ストレッチルーフィング(1.0kg/㎡)→アスファルトルーフィング(1.0kg/㎡)→砂付ストレッチルーフィング(1.0kg/㎡)→仕上塗料 | |
| トーチ工法 (表3.4.1・M4AS工法等) | AS-T1 | プライマー0.2kg/㎡→改質アスファルトシート(非露出複層用R種2.5mm以上)→改質アスファルトシート(露出複層用R種3.0mm以上)→仕上塗料 |
| AS-T2 | プライマー→改質アスファルトシート(露出単層用R種4.0mm以上)→仕上塗料 | |
| 常温粘着工法 (表3.4.1・M4AS工法等) | AS-J2 | プライマー→粘着層付改質アスファルトシート(露出単層用R種3.0mm以上)→仕上塗料 |
熱工法は、溶かしたアスファルトを流しながらルーフィングを張り付け(流し張り)、層ごとにアスファルト1.0kg/㎡を使って積み重ねます。厚い防水層ができる一方、一般的にアスファルトを溶かす際の煙やにおいへの配慮が要ります。
トーチ工法は、改質アスファルトシートの裏面をトーチ(バーナー)であぶって溶かし、張り付けます。シートを2層張るAS-T1と、厚い単層シートを張るAS-T2があります。アスファルトを溶かす釜は使いませんが、火を使う工法です。

常温粘着工法は、裏面に粘着層の付いた改質アスファルトシートを、火を使わずに張り付けます。煙やにおい、火気を抑えられるため、一般的に居住中の建物や住宅地の改修で選ばれやすい工法です。

アスファルト防水の改修|既存を撤去するか、上から重ねるか
既存がアスファルト防水の屋上の改修で最初に決めるのは、「押えコンクリートや防水層を撤去するか、残して上から重ねるか」です。改修仕様書の表3.1.1では、この組み合わせを工法名で表しています(注5)。
| 位置 | 記号 | 意味 |
|---|---|---|
| 1文字目(既存の防水) | P/M | P=保護アスファルト防水、M=露出アスファルト・改質アスファルト防水 |
| 数字(既存の撤去) | 1 | 保護層・防水層とも撤去 |
| 2 | 保護層を撤去し、防水層は残す | |
| 0 | 保護層・防水層とも撤去しない(立上り部等は撤去) | |
| 3 | 露出防水層を撤去 | |
| 4 | 露出防水層を撤去しない | |
| 末尾(新しい防水) | A/B | 屋根保護防水の密着工法/絶縁工法 |
| C/D | 屋根露出防水の密着工法/絶縁工法 | |
| AS | 改質アスファルトシート防水 | |
| S | 合成高分子系ルーフィングシート防水 | |
| X | ウレタンゴム系塗膜防水 | |
| I(付く場合) | 断熱工法(AI・BI・DI・ASI・SIなど) |
たとえばP0Xは「保護アスファルト防水(P)を撤去せず(0)、ウレタン塗膜防水(X)を新設する」、M4ASは「露出アスファルト防水(M)を撤去せず(4)、改質アスファルトシート防水(AS)を重ねる」という意味です。この読み方で、既存がアスファルト防水の場合の主な工法を「撤去する/しない」で分けると次のようになります。
- 保護防水・押えコンクリートを撤去しない(P0)……P0D(露出アスファルト防水の絶縁工法)、P0AS(改質アスファルトシート)、P0S(合成高分子系シート)、P0X(ウレタン塗膜防水)
- 保護防水・押えコンクリートを撤去する(P1・P2)……P1B(防水層も撤去)、P2A(防水層は残す)。どちらも保護防水を新設
- 露出防水を撤去する(M3)……M3D(露出アスファルト防水の絶縁工法)、M3AS(改質アスファルトシート)
- 露出防水を撤去しない(M4)……M4C(露出アスファルト防水の密着工法)、M4AS(改質アスファルトシート)、M4S(合成高分子系シート)。断熱工法はI付きの名前になる

撤去しない工法(P0・M4)は、撤去に伴う音・粉じん・廃材を抑えられるのが一般的な利点です。ただしP0工法でも立上り部等は撤去します。また、既存の防水層を撤去する範囲では、既存が断熱工法の場合は断熱材とも撤去します(表3.1.1 注4)。露出アスファルト防水の絶縁工法(P0D・M3D)や、改質アスファルトシート防水の絶縁工法(P0AS・M3AS)では、下地の水分を逃がす脱気装置を設け、種類・数量は特記、なければ製造所の指定によります。
露出アスファルト防水を撤去せず、上から重ねる密着工法(M4C)では、表3.3.7の注1により、下地が既存防水層の場合はプライマーの工程を省きます。既存の露出防水の上に塩ビシートを重ねるM4S工法は、機械的固定工法が標準です。塩ビシートで改修する場合の条件は塩ビシート防水とは|機械的固定と接着工法の違い・耐用年数・費用の目安で詳しく説明しています。
当社事例:押えコンクリートの屋上を撤去せず、ウレタン防水(通気緩衝工法)で改修
八王子市内のビル屋上で、押えコンクリートを撤去せずに改修した事例です。押えコンクリート仕上げの屋上は、その下が保護アスファルト防水であることが一般的で、本記事では「押えコンクリートを残して別の防水で改修する」例として紹介します。この現場では劣化した伸縮目地を撤去して下地を処理し、通気緩衝シートと脱気筒を設けて、ウレタン防水の通気緩衝工法で新しい防水層をつくりました。既存が保護アスファルト防水の場合、改修仕様書ではP0X工法(保護層を残してウレタン塗膜防水を新設)に当たる考え方です。


押えコンクリートの下に水分が残りやすい屋上では、下地の水分を脱気筒から逃がす通気緩衝工法が向いています。ウレタン防水の工法の違いはウレタン防水とは|密着工法と通気緩衝工法の違い・工程・費用の目安、この現場の全工程は八王子のビル屋上防水 施工事例|通気緩衝工法の全工程を写真で解説で写真つきで公開しています。
施工の要点|増張り・重ね・張り掛け・押え金物・ドレン回り
品質は「どこを補強し、継目をどう重ねるか」で決まります。改修仕様書3.3.4(熱工法)と4節(トーチ工法)の主な規定です。
- 打継ぎ・既存目地の補強……不具合部に幅50mm程度の絶縁用テープを張り、幅300mm以上のストレッチルーフィングを増張りする
- 出隅・入隅の補強……幅300mm以上のストレッチルーフィングを最下層に増張りする。下地は45°の面取り(P0D・M3D・M4C等は入隅に成形キャント材も可)
- ルーフィングの重ね……幅・長手とも100mm以上重ね、水下側を下にする。上下の層の継目は同じ位置にしない
- 立上りの張り掛け……立上りと平場は別々に張り、立上りの各層は平場に150mm以上張り掛ける(立上り400mm未満は平場をそのまま張り上げも可)
- 立上り末端……各層の端部をそろえて押え金物で固定し、シール材を充填。押え金物はステンレスビスで間隔450mm以下(トーチ工法も同じ)
- ルーフドレン回り……幅300mm以上のストレッチルーフィングを、ドレンのつばに100mm程度、残りをスラブ面に張り掛けて増張り。トーチ工法の絶縁工法は、つばから400mm程度を密着させる
- 層ごとの補修……空隙・気泡・しわが生じたら、層ごとにただちに補修する
水下側を下にして重ねるのは、流れてきた水が継目に入り込まないようにするためです。完成すると見えなくなる部分なので、工程写真で記録しておくことが大切です。
耐用年数とメンテナンス|約15〜20年が一般的な目安
アスファルト防水の耐用年数の一般的な目安は約15〜20年です。ウレタン防水(約10〜13年)や塩ビシート防水(約13〜15年)より長めの位置づけですが、日当たり、保護防水か露出防水か、ドレン回りの排水の状態で前後します。国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインの参考値では、屋上防水は補修・修繕12〜15年、撤去・新設24〜30年の周期で示されています。
- 保護防水で見るところ……押えコンクリートのひび、伸縮目地の劣化、立上りのひび。防水層は見えないため、雨漏りの有無もあわせて確認する
- 露出防水で見るところ……防水層の膨れ、継目や立上り末端の剥がれ、シール材と仕上塗料の劣化
- 日常の手入れ……ドレン回りの落ち葉・土を取り除き、水たまりが続いていないかを見る
長期修繕計画で改修時期が近づいたら、まず既存の防水の種類と下地の状態を確認し、撤去するか重ねるかを含めて工法を比べるのが一般的な進め方です。
費用の目安|㎡単価の一般的な相場と、総額の考え方
アスファルト防水の一般的な相場は、1㎡あたり5,500〜8,500円です。これは業界各社の公開情報からみた平場の目安で、当社の単価ではありません。工法と層の数、既存を撤去するか、断熱材を入れるかで幅が出ます。下地補修、立上り、撤去・処分、足場や昇降設備は別に加わります。
- 費用が上がりやすい条件……既存を撤去する(P1・P2・M3)/断熱工法にする/立上りが長い、ドレンや設備架台が多い
- 費用を抑えやすい条件……既存を残して上から重ねられる(P0・M4)/障害物が少なく、平坦で形が単純な屋上
面積が小さいほど、清掃・養生・材料の搬入出など面積に比例しない費用の割合が大きく、㎡単価×面積では総額を計算できません。面積帯ごとの考え方は小規模マンション・アパートの屋上防水|面積別の費用相場と工法の選び方、大規模修繕での屋上防水の費用と工法選びはマンション大規模修繕の屋上防水工事|費用相場と工法選びで整理しています。
アスファルト防水が向く建物・改修での注意点
- 向く……マンション・ビル・学校・工場の広く平坦な陸屋根/耐用年数の長さを重視したい屋上/既存がアスファルト防水で、同じ系統で重ねたい改修(P0D・M4C・M4ASなど)
- 重さに注意……既存を残して重ねる場合は、建物にかかる重さが増える点も含めて工法を比べる
- 熱・煙・においに注意……熱工法は一般的に煙やにおいが出やすく、トーチ工法も火を使う。火気が難しい現場では常温粘着工法やほかの防水を検討する
こうした理由から、一般的に、居住中のマンションや住宅地の建物の改修では、トーチ工法・常温粘着工法、あるいはウレタン防水や塩ビシート防水への切り替えが選ばれることが多くなっています。既存がアスファルト防水でも、表3.1.1のとおりP0X・P0S・M4Sなど別の防水で重ねる工法が定められています。
工期は面積・工法・天候で変わり、雨の日は作業できません。マンションでは立入り制限や搬入経路、においや音の出る日を工程表でお知らせするなど、居住者への対応も工事計画の一部です。学校や工場では、授業や操業との調整も必要です。
よくある不具合と、工事で防ぐポイント
- 膨れ……下地や層の間に残った水分・空気が、日射で温められて防水層を押し上げる。施工中に空隙・気泡を層ごとに補修し、既存の上に重ねる改修では、絶縁工法と脱気装置で水分を逃がす
- 立上り末端の剥がれ……端部の固定やシールが不十分だと、末端から雨水が回る。各層の端部をそろえて押え金物(ステンレスビス間隔450mm以下)で固定し、シール材を充填する
- 押えコンクリートの目地・ひび……保護層の劣化なので、雨漏りの有無と立上りの状態をあわせて確認する
- 立上りのひび……立上りやパラペットの取合いのひびは、防水層の端部から水が入る原因になる。P0工法でも立上り部等は撤去して新しい防水で納める
- ドレン回りの不具合……水が集まり、落ち葉や土がたまりやすい場所。施工ではストレッチルーフィングをドレンのつばとスラブ面に張り掛けて増張りし、日常は清掃で排水を確保する
巧正の対応|既存の防水と下地を見てから工法をご提案します
当社は八王子を拠点に、マンション・ビル・工場・戸建ての防水改修を元請けとして手がけています。施工は、特別教育を修了した協力職人と組み、当社が元請けとして工程・安全・品質を監理する体制で行います。アスファルト防水の屋上のご相談では、保護防水か露出防水か、下地の状態と含水を現地で確認し、撤去するか重ねるか、どの防水で改修するかを分けてご説明します。
- 無料の建物診断と見積……現地調査・お見積りは無料で、契約の義務はありません。見積書には改修工法(P0X・M4ASなど)と工程、撤去の範囲を明記します
- 保証……屋上防水は平場10年・立上り5年。引き渡し後は1年・3年・5年・10年の定期点検で、立上り末端・ドレン回りの状態を確認します
- 工程写真……既存の状態から、下地処理・増張り・仕上げまで工程ごとの写真をお渡しします
アスファルト防水の屋上の改修のご相談は無料です。無料で相談する/お電話 042-508-3134(9:00〜18:00/日曜定休)
よくあるご質問
Q1. アスファルト防水は何年もちますか
A. 一般的な目安は約15〜20年です。日当たり、保護防水か露出防水か、ドレン回りの排水の状態で前後します。国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインの参考値では、屋上防水は補修・修繕12〜15年、撤去・新設24〜30年の周期です。
Q2. 熱工法・トーチ工法・常温粘着工法は、どれを選べばよいですか
A. 優劣ではなく、建物の使われ方と現場の条件で決まります。熱工法は厚い防水層をつくれますが、一般的に煙やにおいが出ます。トーチ工法は火を使い、常温粘着工法は使いません。居住中のマンションや住宅地では、トーチ工法・常温粘着工法やほかの防水が選ばれることが一般的に多くなっています。
Q3. 押えコンクリートの屋上は、撤去しないと改修できませんか
A. 撤去しない改修も、国交省の改修仕様書に定められています。平場の押えコンクリートと防水層を残す工法がP0D・P0AS・P0S・P0Xです(立上り部等は撤去)。残せるかどうかは、押えコンクリートのひびや浮き、下地の含水、建物にかかる重さを現地で確認して判断します。
Q4. 既存のアスファルト防水の上に、ウレタン防水や塩ビシート防水を重ねられますか
A. 条件が合えば重ねられます。改修仕様書には、保護防水の上にウレタン防水を新設するP0X工法、シートを張るP0S工法、露出防水の上にシートを機械的固定で張るM4S工法などがあります。なお、既存の露出アスファルト防水の上にウレタン防水を新設する区分は仕様書にないため、その場合は現地の確認と試験施工で判断します。既存の膨れや下地の含水も現地で確認します。
Q5. 工事中の煙やにおいは出ますか
A. 工法によります。熱工法はアスファルトを溶かすため煙やにおいが出やすく、トーチ工法もシートをあぶる際ににおいが出ることがあります。常温粘着工法は火を使わないため抑えやすい工法です。マンションでは工程表を掲示し、においや音の出る日を事前にお知らせします。
Q6. 見積書のどこを見ればアスファルト防水の仕様が分かりますか
A. 改修工法の名前(P0D・M4ASなど)と撤去の範囲を確認してください。熱工法ならルーフィングの種類と層の数、トーチ工法・常温粘着工法なら改質アスファルトシートの厚さ(mm)が目安です。書かれていなければ、仕様書のどの種別に相当するかを業者に聞くのが早い方法です。
まとめ
- アスファルト防水=アスファルト系の材料を何層にも重ねる厚い防水……溶融アスファルトで積層する熱工法(仕様書3節)と、改質アスファルトシートを張るトーチ工法・常温粘着工法(同4節)
- 保護防水(P)と露出防水(M)……押えコンクリートで覆うか、防水層が表に出るか
- 熱工法・トーチ工法・常温粘着工法……違いは張り方と熱・火の使い方。改修では煙やにおいを抑えられる工法やほかの防水が選ばれることが一般的に多い
- 改修は「撤去する/しない」を工法名で整理……P0・M4は既存を残して重ねる工法。押えコンクリートの上にウレタン(P0X)やシート(P0S)も標準
- 耐用年数は約15〜20年……費用は一般的な相場で5,500〜8,500円/㎡。総額は面積・撤去の有無・断熱で変わる
一次資料
- 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版(国土交通省・PDF)|3章 防水改修工事 1節 表3.1.1(改修工法の名称、注4・注5)、3.2.2 既存下地補修の材料、3節 アスファルト防水(材料、表3.3.3 B-1、表3.3.7 C-1〜C-4、表3.3.8 D-1/D-2、3.3.4 施工)、4節 改質アスファルトシート防水(表3.4.1 AS-T1/AS-T2/AS-J2、表3.4.2、施工)
- 長期修繕計画標準様式・長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント(国土交通省・令和6年6月改定・PDF)|屋上防水の修繕周期の参考値
執筆・監修:巧正株式会社 施工管理部(外壁診断士・2級建築施工管理技士補(仕上げ)在籍)|累計1,000件超の施工実績。耐用年数・費用は一般的な相場の目安で当社の単価ではありません。改修工法の選定は既存防水の種類、下地の状態と含水、建物の使われ方の確認で決まります。2026年10月9日時点の公表資料にもとづいています。
押えコンクリートを残せるか、どの防水で改修するか、現地を見てからご提案します
マンション・ビル・学校・工場の屋上防水について、現地調査で既存の防水の種類と下地の状態を確認し、改修工法・撤去の範囲・工程を明記した見積をご報告します。現地調査・お見積りは無料で、契約の義務はありません。
無料で相談する/お電話 042-508-3134(9:00〜18:00/日曜定休)
巧正株式会社/東京都知事許可(般-7)第161006号/〒192-0045 東京都八王子市大和田町6-19-8 ウィングマンション205号
