アパート大規模修繕の費用相場【2026年版】木造・鉄骨・RC造の構造別&戸数別ガイド
アパート経営で「10〜15年に一度の大規模修繕費用」は最大の支出。木造/鉄骨/RC造によって費用感は2〜3倍違い、戸数・階数・屋根材によっても変動します。本記事では、八王子・多摩エリアの賃貸オーナー様向けに、アパート大規模修繕の費用相場を構造別・戸数別・工事項目別に整理し、長期修繕計画に必要な積立額の目安まで解説します。
アパート大規模修繕の総額相場|構造別・戸数別
| 構造・規模 | 総額目安 | 1戸あたり | 工期目安 |
|---|---|---|---|
| 木造2階建て(6戸) | 200〜300万円 | 30〜50万円 | 2〜3週間 |
| 木造2階建て(10戸) | 300〜500万円 | 30〜50万円 | 3〜4週間 |
| 鉄骨3階建て(9戸) | 400〜600万円 | 45〜65万円 | 3〜5週間 |
| 鉄骨3階建て(12〜15戸) | 500〜800万円 | 40〜55万円 | 4〜6週間 |
| RC造3階建て(9戸) | 800〜1,200万円 | 90〜130万円 | 5〜7週間 |
| RC造5階建て(20〜30戸) | 1,500〜2,000万円 | 60〜90万円 | 6〜10週間 |
※2026年6月時点の関東エリア相場目安。建物形状・劣化度・選定材料で変動します。
工事項目別の費用内訳
| 工事項目 | m単価/㎡単価 | 想定費用(10戸鉄骨想定) |
|---|---|---|
| 足場設置 | 700〜900円/㎡ | 80〜120万円 |
| 高圧洗浄 | 150〜400円/㎡ | 15〜30万円 |
| 外壁塗装(シリコン) | 2,200〜3,200円/㎡ | 200〜300万円 |
| 屋根塗装/屋上防水 | 2,000〜10,000円/㎡ | 60〜200万円 |
| シーリング打ち替え | 900〜1,200円/m | 20〜40万円 |
| 共用廊下・階段塗装 | 2,000〜3,000円/㎡ | 40〜80万円 |
| 付帯部塗装(鉄部含む) | 一式 | 30〜60万円 |
| 諸経費・現場管理費 | 工事費の8〜12% | 40〜70万円 |
大規模修繕の周期と長期計画
| 築年数 | 推奨工事 | RC造9戸 費用目安 |
|---|---|---|
| 築10〜12年 | 1回目大規模修繕(外壁+屋上防水+シーリング) | 800〜1,200万円 |
| 築20〜24年 | 2回目大規模修繕(+鉄部補修強化) | 1,000〜1,500万円 |
| 築30〜36年 | 3回目大規模修繕(外壁張り替え検討含む) | 1,500〜2,500万円 |
※30年で総修繕費用:RC造10戸で約1,800万円、RC造20戸で約4,500万円が一般的な目安。
修繕積立の目安|家賃収入の10〜15%
アパート経営者の長期修繕計画では、家賃収入の10〜15%を毎月積み立てるのが理想的とされています。例えば10戸×家賃7万円のアパートなら、月額7〜10.5万円の積立てになります。
📊 積立額の計算例(RC造9戸アパート)
- 月間家賃収入:9戸 × 8万円 = 72万円
- 修繕積立(家賃の12%):72万円 × 12% = 月8.6万円
- 年間積立:8.6万円 × 12ヶ月 = 約100万円
- 10年間積立:約1,000万円
- 10年目の1回目大規模修繕費用目安:800〜1,200万円 ⇒ ほぼカバー可能
費用を抑える3つの工夫
① 外壁+屋上防水+付帯部のフルセット施工
外壁・屋上・付帯部を別々に発注すると足場代を3回支払う必要があります。1回の足場でフルセット施工すれば、足場代80〜120万円が1回で済み、別発注より15〜25%のコストダウンが可能です。
② 元請け一貫体制業者の選定
下請けや営業代行を介さない元請け一貫体制の業者を選ぶと、中間マージン(工事費の10〜20%)が発生しません。同じ品質でコストを抑えられます。詳しくは業者選びチェックポイントもご覧ください。
③ 入居者影響を最小化した施工スケジュール
工事中の住民影響が大きいと、退去率が上がるリスクがあります。事前案内+騒音時間帯限定+専用ダイヤル設置で退去を防ぎ、空室損失を回避します。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 木造アパートと鉄骨アパートで費用はどのくらい違う?
同戸数(10戸前後)で、木造は300〜500万円、鉄骨は500〜800万円が目安です。鉄骨は階数が高くなりやすく、足場費用と外壁面積が大きくなります。RC造ならさらに800〜1,200万円規模に上がります。
Q2. 入居中でも工事できますか?
可能です。巧正は事前案内・騒音時間帯限定・専用ダイヤル設置で入居者影響を最小化。詳しくは住民対応・トラブル対策もご覧ください。
Q3. 修繕費は経費計上できますか?
原則として「修繕費」として一括経費計上可能です。ただし、外壁張り替えなど原状回復を超える改修は「資本的支出」として減価償却対象になることがあります。詳しくは税理士様にご相談ください。
Q4. 巧正のアパート大規模修繕実績は?
八王子・多摩エリアの賃貸アパート・小規模マンションの大規模修繕は実績多数。木造2階建てから鉄骨3階建て、RC造まで対応しています。
Q5. 長期修繕計画書の作成は対応してもらえますか?
はい、建物診断結果を踏まえた10〜15年スパンの長期修繕計画書を無料で作成します。優先順位・概算費用・推奨工事タイミングを可視化したレポートを提出いたします。
築年数別・アパート修繕費用のリアル試算
アパート1棟のオーナー様にとって、築年数ごとの累計修繕費用は重要な経営指標です。木造10戸モデルで30年間の費用試算をご紹介します。
| 築年数 | 推奨工事 | 単発費用 | 累計 |
|---|---|---|---|
| 築12年 | 1回目大規模修繕(外壁+屋上防水+シーリング) | 300〜400万円 | 350万円 |
| 築15年 | 付帯部塗装・廊下塗装 | 80〜120万円 | 450万円 |
| 築22年 | 2回目大規模修繕(外壁+屋上防水) | 400〜500万円 | 900万円 |
| 築30年 | 3回目大規模修繕+給水管更新 | 600〜800万円 | 1,600万円 |
※木造2階建て10戸モデルの累計試算。確定見積は現地調査が必要です。
💡 アパート経営の収支バランスを保つコツ
- 新築時から月額家賃の10〜15%を修繕積立(10戸×7万円なら月7〜10万円)
- 10年目に第1回大規模修繕で家賃据え置き(外壁劣化で家賃下落するより安価)
- 20年目で構造別の見直し(木造は張り替え、鉄骨/RCは塗装継続)
- 30年目で大規模リノベか売却判断(修繕費vs売却益の比較)

