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【専門家解説】初めての外壁塗り替えで成功する7つのステップ

外壁の塗り替えは住宅の美観と保護を維持するために重要な作業です。しかし、初めての塗り替えには多くの疑問や不安が伴います。本記事では、塗装のプロが初めての外壁塗り替えで成功するためのポイントをご紹介します。

目次

1.外壁塗装の重要性と基本知識

1-1. なぜ外壁塗装が必要なのか

外壁塗装は建物を保護し、美観を保つために欠かせない作業です。塗装が劣化すると、建物の外壁が雨風や紫外線にさらされ、劣化が進行します。外壁の劣化は、見た目の悪化だけでなく、建物の構造そのものに悪影響を及ぼす可能性もあります。例えば、雨水が浸入することで、木材腐朽や鉄骨の錆が発生し、建物の強度が低下する恐れがあります。また、外壁のひび割れからシロアリが侵入するケースも考えられます。さらに、外壁の劣化は、断熱性能の低下にもつながり、冷暖房効率が悪化し、光熱費の増加にもつながる可能性があります。そのため、外壁塗装は、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために非常に重要な役割を担っています。

1-2. 外壁塗装の目的

外壁塗装の目的は主に2つあります。建物の保護と美観の保持です。建物の保護という観点では、外壁塗装は、雨風や紫外線から建物を守る役割を果たします。塗装膜は、外壁材を直接雨風や紫外線から守るバリアとなり、劣化を抑制します。また、外壁塗装は、建物の断熱性能を高める効果も期待できます。外壁に断熱塗料を塗ることで、夏の暑さや冬の寒さを和らげ、室内の温度を快適に保つことができます。さらに、外壁塗装は、建物の防音効果を高める効果も期待できます。外壁に遮音塗料を塗ることで、外部からの騒音を軽減し、静かな住環境を実現することができます。一方、美観の保持という観点では、外壁塗装は、建物の外観を美しく保つ役割を果たします。外壁塗装によって、建物の色や質感を変えることができ、建物の印象をガラリと変えられます。また、外壁塗装は、建物の価値を高める効果も期待できます。美しい外観の建物は、不動産価値を高めるだけでなく、周辺環境の美観向上にも貢献します。

1-3. 外壁塗装のサイン

外壁塗装が必要かどうか判断するサインには、いくつかあります。以下に、代表的なサインを挙げます。

* 色あせ
* ひび割れ
* チョーキング現象
* 塗装の剥がれ
* コケやカビの発生
* 鉄部の錆

これらのサインが見られた場合は、外壁塗装を検討する必要があるかもしれません。特に、ひび割れや塗装の剥がれは、雨水の浸入や外壁材の劣化につながる可能性があるため、早めの対応が必要です。また、コケやカビの発生は、見た目の悪化だけでなく、健康被害にもつながる可能性があります。これらのサインを見逃さないように、定期的に外壁の状態をチェックすることが大切です。

2.外壁塗装のベストタイミング

2-1. 塗り替えの目安

一般的には外壁塗装は10年ごとに行うのが目安とされています。これは、一般的な塗料の寿命が10年程度であるためです。しかし、塗料の種類や建物の環境によって、塗り替えの目安は異なります。例えば、日当たりの良い場所に建っている建物は、紫外線による劣化が進むため、塗り替えのサイクルが早くなる傾向があります。また、塩害の影響を受けやすい地域では、塩分による腐食が進むため、塗り替えのサイクルが早くなる傾向があります。さらに、使用する塗料の種類によっても、塗り替えの目安は異なります。高耐久性の塗料を使用している場合は、10年以上塗り替えなくても良い場合もあります。そのため、塗り替えの目安は、建物の状況や使用する塗料の種類などを総合的に判断する必要があります。

2-2. 季節の選び方

外壁塗装に適した季節は、気温や湿度が安定している春と秋です。これらの季節は、塗料の乾燥がスムーズに進み、仕上がりが良くなる傾向があります。春は、気温が上昇し、湿度も安定しているため、塗料の乾燥に最適な季節です。また、秋は、気温が下がり始め、湿度も安定しているため、塗料の乾燥に最適な季節です。一方、夏は、気温が高く、湿度も高いため、塗料の乾燥が遅くなり、仕上がりが悪くなる可能性があります。また、冬は、気温が低く、湿度も低いため、塗料の乾燥が遅くなり、仕上がりが悪くなる可能性があります。さらに、冬は、気温が低いことから、塗料が凍結する可能性もあります。そのため、外壁塗装を行う場合は、春または秋に行うのがおすすめです。

2-3. 雨の日に注意

雨の日や湿度の高い日は、外壁塗装に適していません。雨天時は、塗料が水で薄まってしまい、仕上がりが悪くなる可能性があります。また、湿度の高い日は、塗料の乾燥が遅くなり、仕上がりが悪くなる可能性があります。さらに、雨天時は、足場が滑りやすくなるため、作業員の安全面にも影響があります。そのため、外壁塗装を行う場合は、雨天時や湿度の高い日は避けるようにしましょう。

3.外壁塗装の費用と予算

3-1. 塗装費用の目安

外壁塗装の費用は、建物の規模や構造、使用する塗料の種類、作業内容などによって大きく異なります。一般的な住宅の場合、80万円~150万円が目安です。しかし、高層マンションや特殊な構造の建物など、規模が大きい場合は、費用がさらに高くなる可能性があります。また、使用する塗料の種類によっても費用は大きく異なります。高耐久性の塗料は、価格が高くなる傾向があります。さらに、作業内容によっても費用は異なります。足場を組む必要がある場合は、費用が高くなる傾向があります。そのため、外壁塗装の費用は、事前に業者から見積もりを取ることが重要です。

3-2. 塗料別の費用

外壁塗装で使用する塗料には、アクリル塗料、シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料など、様々な種類があります。それぞれの塗料には、耐久性、耐候性、防汚性、価格などが異なります。

* アクリル塗料
アクリル塗料は、最も一般的な塗料です。価格が安く、耐久性もそこそこあります。しかし、耐候性や防汚性は、他の塗料に比べて劣ります。

* シリコン塗料
シリコン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性、耐候性、防汚性に優れています。価格もアクリル塗料よりも高くなりますが、耐久性などを考えると、コストパフォーマンスに優れた塗料と言えます。

* フッ素塗料
フッ素塗料は、シリコン塗料よりもさらに耐久性、耐候性、防汚性に優れています。価格も高くなりますが、長期間にわたって美観を保ちたい場合は、フッ素塗料がおすすめです。

* 無機塗料
無機塗料は、シリコン塗料やフッ素塗料よりもさらに耐久性、耐候性、防汚性に優れています。価格も高くなりますが、非常に長寿命な塗料です。

塗料の種類によって、費用が大きく異なるため、それぞれの塗料の特徴を理解し、建物の状況や予算に合わせて最適な塗料を選ぶことが重要です。

3-3. 費用を抑える方法

外壁塗装の費用を抑える方法はいくつかあります。

* 無料の見積もりサービスを利用する
複数の業者から見積もりを取り寄せ、比較することで、費用を抑えることができます。最近は、インターネットで簡単に複数の業者から見積もりを取り寄せられるサービスも増えています。

* DIYで塗装する
外壁塗装を自分で行うことで、費用を大幅に抑えることができます。ただし、DIYには専門的な知識や技術が必要になります。また、安全面にも十分注意する必要があります。

* 塗装範囲を限定する
外壁全体を塗装するのではなく、劣化が激しい部分だけを塗装することで、費用を抑えることができます。ただし、部分的に塗装すると、見た目に差が出てしまう可能性があります。

* 塗装時期をずらして行う
外壁塗装を一気にではなく、数回に分けて行うことで、費用を抑えることができます。ただし、複数回に分けて塗装を行う場合は、足場を組む費用が追加で発生する可能性があります。

外壁塗装の費用を抑えるには、これらの方法を組み合わせることも有効です。

4.塗料の選び方とその特徴

4-1. 塗料の種類

外壁塗装で使用する塗料には、様々な種類があります。それぞれの塗料には、耐久性、耐候性、防汚性、価格などが異なります。建物の状況や予算に合わせて、最適な塗料を選ぶことが重要です。

* アクリル塗料
アクリル塗料は、最も一般的な塗料です。価格が安く、耐久性もそこそこあります。しかし、耐候性や防汚性は、他の塗料に比べて劣ります。そのため、短期間で塗り替えが必要になる可能性があります。

* シリコン塗料
シリコン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性、耐候性、防汚性に優れています。価格もアクリル塗料よりも高くなりますが、耐久性などを考えると、コストパフォーマンスに優れた塗料と言えます。

* フッ素塗料
フッ素塗料は、シリコン塗料よりもさらに耐久性、耐候性、防汚性に優れています。価格も高くなりますが、長期間にわたって美観を保ちたい場合は、フッ素塗料がおすすめです。

* 無機塗料
無機塗料は、シリコン塗料やフッ素塗料よりもさらに耐久性、耐候性、防汚性に優れています。価格も高くなりますが、非常に長寿命な塗料です。

* その他の塗料
近年では、環境に優しい塗料や、特殊な機能を持つ塗料なども開発されています。例えば、遮熱塗料は、太陽光を反射することで、室内の温度上昇を抑える効果があります。また、防音塗料は、騒音を吸収することで、静かな住環境を実現する効果があります。

塗料の種類によって、性能や価格が大きく異なるため、それぞれの塗料の特徴を理解し、建物の状況や予算に合わせて最適な塗料を選ぶことが重要です。

4-2. 環境に優しい塗料

近年では、環境への負荷を低減するために、環境に優しい塗料が注目されています。環境に優しい塗料には、VOC(揮発性有機化合物)を含まない塗料や、植物由来の成分で作られた塗料などがあります。VOCは、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、近年では、VOCを含まない塗料が普及しています。また、植物由来の成分で作られた塗料は、石油由来の塗料に比べて、環境負荷が低く、人体への影響も少ないと言われています。環境に優しい塗料を選ぶことで、地球環境保護に貢献することができます。

4-3. 色選びのコツ

外壁塗装の色選びは、建物の印象を大きく左右する重要なポイントです。色選びの際には、以下の点を考慮しましょう。

* 建物の周囲の環境
建物の周囲の環境に合わせた色を選ぶことが大切です。例えば、緑豊かな場所に建っている建物であれば、緑系の色を選ぶと、自然に調和した印象になります。一方、都会に建っている建物であれば、グレー系の色を選ぶと、都会的な印象になります。

* 建物の構造
建物の構造に合わせた色を選ぶことも大切です。例えば、和風建築であれば、落ち着いた色を選ぶと、和風建築らしい印象になります。一方、洋風建築であれば、明るい色を選ぶと、洋風建築らしい印象になります。

* 個人的な好み
最終的には、自分の好みの色を選ぶことが大切です。サンプルを取り寄せて、実際に確認し、建物との相性を確かめましょう。

色選びは、建物の印象を大きく左右する重要なポイントです。慎重に検討し、後悔のない選択をしましょう。

5.業者選びのポイント

5-1. 業者の選び方

外壁塗装は、高額な費用がかかるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。信頼できる業者を選ぶためには、以下の点を参考にしましょう。

* 実績
実績が豊富な業者は、多くの経験とノウハウを持っているため、安心してお任せできます。ホームページやパンフレットなどで、過去の施工実績を確認しましょう。

* 口コミ
口コミは、実際にその業者を利用した人の生の声なので、参考になります。インターネットや口コミサイトなどで、業者の評判を確認しましょう。

* 資格
外壁塗装の資格を持っている業者は、専門知識や技術を持っているため、安心してお任せできます。資格の有無は、ホームページやパンフレットなどで確認しましょう。

* 見積もりの内容
見積もりの内容が明確で、分かりやすい業者を選びましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。

* 対応
対応が丁寧で、質問にもきちんと答えてくれる業者を選びましょう。

5-2. 無料見積もりを活用

複数の業者から無料見積もりを取り寄せることで、費用やサービス内容を比較検討することができます。見積もりを取り寄せる際には、以下の点に注意しましょう。

* 見積もりの内容
見積もりの内容が明確で、分かりやすい業者を選びましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。

* 項目
見積もりには、以下の項目が記載されているか確認しましょう。

* 塗装面積
* 使用する塗料の種類
* 作業内容
* 費用
* 保証期間
* 支払い方法

* 複数業者からの見積もり
複数の業者から見積もりを取り寄せ、比較検討することで、最適な業者を選ぶことができます。

5-3. アフターサービスの確認

外壁塗装は、一度行えば、長期間にわたって効果が期待できます。しかし、塗装後も、定期的なメンテナンスが必要になります。そのため、アフターサービスが充実している業者を選ぶことが重要です。アフターサービスの内容は、業者によって異なります。保証期間やメンテナンスサービスの有無などを確認しましょう。

まとめ

初めての外壁塗り替えは、多くの準備と知識が必要です。本記事を参考に、成功するためのポイントを押さえ、快適な住環境を維持しましょう。外壁塗装は、建物を保護し、美観を保つために欠かせない作業です。適切なタイミングで、信頼できる業者に依頼することで、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持することができます。

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この記事を書いた人

古宮のアバター 古宮 代表取締役

東京都八王子市で外壁塗装、防水工事を行っております。巧正株式会社の代表取締役。親切丁寧に対応させて頂きます!施工累計1000棟以上、外壁3500棟以上診断。外壁塗装、防水、コーキングの職人歴が15年以上。外壁診断士の資格保有。

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