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コーキングの重要ポイント:ウレタン系シーリング材のメリットと選び方

コーキングやシーリング材は建築やリフォーム作業において非常に重要な材料です。特にウレタン系シーリング材はその優れた特性から、多くのプロフェッショナルに選ばれています。この記事では、ウレタン系シーリング材の基本情報や選び方について詳しく解説します。

目次

ウレタン系シーリング材の基礎知識

外壁シール

ウレタン系シーリング材とは

ウレタン系シーリング材は、湿気や温度に応じて硬化するポリウレタンを主成分とするシーリング材です。ポリウレタンは、高い接着力と柔軟性を持ち、様々な素材に密着し、隙間を埋めるのに適しています。そのため、ウレタン系シーリング材は、建物の外壁や窓枠、浴室、キッチンなど、様々な場所で使用されています。

ウレタン系シーリング材の特性

  • 優れた柔軟性と追従性
    ウレタン系はゴム状の弾力性を持ち、建物の膨張や収縮、振動などの動きに柔軟に対応します。これにより、ひび割れや漏水のリスクを低減します。
  • 高い密着性
    ウレタン系シーリング材は、コンクリート、金属、木材などの多様な素材に優れた密着性を発揮します。特に外壁や目地部の施工において信頼性が高いです。
  • 塗装可能
    ウレタン系シーリング材は、施工後に塗装が可能です。この特性は、建物の美観を保ちながら防水性や気密性を向上させるのに役立ちます。

ウレタン系とシリコン系の違い

3. ウレタン系とシリコン系の違いを比較

特性ウレタン系シーリング材シリコン系シーリング材
柔軟性高い柔軟性で建物の動きに追従比較的低いが、一定の弾性はある
塗装の可否塗装が可能塗装は不可
耐候性紫外線や雨風に弱い紫外線や雨風に非常に強い
密着性コンクリートや木材、金属に優れた密着性ガラスやタイルなど滑らかな面に適した密着性
主な用途外壁目地や屋内施工に適している窓ガラスや水回り、屋外の防水施工に適している
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ウレタン系シーリング材の使用方法

目地シール

ウレタン系シーリング材の正しい使用方法とポイント解説

ウレタン系シーリング材は、建物の防水性や気密性を高めるために広く使用されています。適切な施工方法を理解し、正確に使うことで、建物の耐久性と美観を長期間維持することが可能です。ここでは、ウレタン系シーリング材の使用方法とポイントを詳しく解説します。


1. ウレタン系シーリング材の基本的な使用手順

  1. 施工箇所の確認と清掃
    シーリング材を使用する箇所に汚れ、油分、ほこりがないことを確認します。清掃を徹底することで、シーリング材の密着性が向上します。
  2. マスキングテープの貼り付け
    作業箇所の周囲にマスキングテープを貼り、余分なシーリング材がはみ出さないようにします。これにより、仕上がりが美しくなります。
  3. プライマーの塗布
    ウレタン系シーリング材は下地との密着性を高めるため、プライマーを使用することが一般的です。対象素材に適したプライマーを選び、薄く均一に塗布します。
  4. シーリング材の充填
    シーリングガンを使用して、目地や隙間にシーリング材を充填します。この際、目地の奥まで均一に行き渡るよう注意します。
  5. ヘラでのならし
    ヘラを使用して、シーリング材を均一にならします。表面が滑らかになるよう、一定の圧力をかけながら作業を進めます。
  6. マスキングテープの除去
    シーリング材が硬化する前に、マスキングテープをゆっくりと剥がします。硬化後に剥がすと、テープ跡が残る場合があるため注意が必要です。
  7. 硬化時間の確保
    シーリング材は完全硬化までに時間がかかります(通常24~48時間)。硬化するまでは触れないよう注意しましょう。

2. 使用時の注意点

  • 適切な環境条件
    ウレタン系シーリング材は湿度や温度の影響を受けやすいため、施工時は適切な気象条件(気温5~35℃、湿度85%以下)を選びましょう。
  • プライマーの選定
    使用する下地に適したプライマーを選び、塗布量を守ることが重要です。過剰なプライマー使用は密着不良の原因となる場合があります。
  • 施工後の保護
    施工箇所が雨や直射日光にさらされると、硬化不良や劣化の原因になります。硬化までの間、適切に養生することが必要です。

3. ウレタン系シーリング材を使用する際のポイント

  • 充填量の管理
    シーリング材は目地の奥まで充填する必要がありますが、過剰に使いすぎると仕上がりが不均一になることがあります。目地幅と深さに応じた量を計算して使用しましょう。
  • 定期点検の重要性
    ウレタン系シーリング材は、紫外線や湿気の影響で劣化しやすいため、定期的な点検を行い、劣化が見られた場合は速やかに補修を行いましょう。
  • 塗装仕上げ
    硬化後に塗装する場合は、塗料がシーリング材に適合しているか事前に確認することが必要です。適切な塗料を使用することで、防水性や美観を高めることができます。

4. ウレタン系シーリング材の活用場面

  • 外壁目地の防水施工
    柔軟性と追従性を活かし、建物のひび割れや隙間を埋める施工に最適です。
  • 屋内の気密性向上
    窓枠や壁との隙間を埋め、断熱効果や防音効果を高める用途に適しています。

ウレタン系シーリング材は、正しい使用方法と施工手順を守ることで、その性能を最大限に引き出すことができます。防水性や美観を重視した施工を行い、建物の価値を長期間維持しましょう。

ウレタン系シーリング材の保管とメンテナンス

ウレタンシール

適切な保管方法

ウレタン系シーリング材は、高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管することが推奨されます。保管場所の温度は、5℃~35℃が適切です。また、開封後は、密閉容器に移し替えて保管すると、品質を保つことができます。

メンテナンスのポイント

ウレタン系シーリング材は、長期間にわたってその性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。

* 目視点検:定期的にシーリング材の状態を目視で確認します。ひび割れ、剥離、変色などが見られた場合は、早めの補修が必要です。
* 補修:ひび割れや剥離などが発生した場合は、古いシーリング材を完全に除去し、新しいシーリング材を塗布します。
* 清掃:シーリング材の表面に汚れが付着している場合は、中性洗剤などで丁寧に清掃します。研磨剤入りの洗剤は使用しないでください。

ウレタン系シーリング材の選び方と購入時の注意点

① 用途に合った種類を選ぶ

ウレタン系シーリング材には、用途や施工条件に応じて以下の種類があります。

  • 一液型ウレタンシーリング材
    簡単に使えるタイプで、DIYや小規模な補修に適しています。空気中の湿気で硬化するため、手軽に使用可能ですが、大規模工事には不向きです。
  • 二液型ウレタンシーリング材
    主剤と硬化剤を混ぜて使用するタイプで、大規模な施工や専門的な工事に適しています。硬化後の性能が高く、耐久性に優れています。

② 下地の素材に適した製品を選ぶ

ウレタン系シーリング材は、多様な下地に密着しますが、下地の種類によって最適な製品が異なります。

  • コンクリートや木材:ウレタン系が得意とする下地です。密着性が高く、適用範囲が広い製品を選びましょう。
  • ガラスやタイル:ウレタン系よりもシリコン系が適する場合があります。用途に応じて選定が必要です。

③ 塗装の必要性を考慮する

ウレタン系シーリング材は塗装が可能です。外壁の目地や美観を重視したい箇所には、塗装対応製品を選ぶと良いでしょう。

④ 耐候性や使用環境を考える

ウレタン系は紫外線や雨風に弱いという特性があります。屋外で使用する場合は、塗装やトップコートで保護する必要があるため、これらの施工を前提とした製品を選びましょう。


2. 購入時の注意点

① 製品の硬化時間を確認する

ウレタン系シーリング材は硬化時間が製品ごとに異なります。硬化時間が施工スケジュールに適しているか確認しましょう。特に低温や高湿度環境では硬化が遅くなることに注意が必要です。

② 必要量を正確に見積もる

購入前に、施工面積に応じて必要なシーリング材の量を計算しましょう。目地の幅や深さによって使用量が変わるため、あらかじめ計測しておくことが大切です。

③ 製品の保存性を確認する

ウレタン系シーリング材は、一度開封すると保存期間が限られる場合があります。特に一液型は開封後の劣化が早いため、必要な量だけ購入することをおすすめします。

④ プライマーの有無をチェック

密着性を高めるためにプライマーが必要な場合があります。同梱されていない場合は、別途適合するプライマーを購入しましょう。

⑤ 信頼性の高いメーカーを選ぶ

市場には多くのシーリング材が販売されていますが、信頼性の高いメーカー製品を選ぶことで、性能のばらつきを抑えられます。製品レビューや施工実績の多いブランドを選ぶと安心です。


3. シーリング材購入後の注意点

  • 使用前に説明書を熟読
    製品ごとの特性や使用方法が記載されているため、説明書をしっかり確認してから使用してください。
  • 施工環境を整える
    適切な気温や湿度(一般的に5~35℃、湿度85%以下)で使用することが推奨されています。不適切な条件下で使用すると硬化不良を起こす可能性があります。
  • 余ったシーリング材の保管方法に注意
    開封後は早めに使い切ることが基本です。未開封でも直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。

ウレタン系シーリング材は、防水性や気密性を高めるために非常に優れた素材です。しかし、適切な選定と使用がなされなければ、その性能を十分に発揮することはできません。用途に応じた製品選びと、正しい施工手順を守ることで、満足度の高い仕上がりを実現しましょう。

まとめ

ウレタン系シーリング材のメリット

ウレタン系シーリング材は、その高い接着力と耐久性から、様々な用途に最適です。建物の外壁、窓枠、浴室、キッチンなど、様々な場所で使用されています。ウレタン系シーリング材を使用することで、建物の耐久性を高め、快適な生活空間を実現することができます。

ウレタン系シーリング材を使用する際には、適切な製品を選び、正しい施工方法で施工することが大切です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたってその効果を維持することができます。

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この記事を書いた人

古宮のアバター 古宮 代表取締役

東京都八王子市で外壁塗装、防水工事を行っております。巧正株式会社の代表取締役。親切丁寧に対応させて頂きます!施工累計1000棟以上、外壁3500棟以上診断。外壁塗装、防水、コーキングの職人歴が15年以上。外壁診断士の資格保有。

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