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コーキングの重要ポイント:ウレタン系シーリング材のメリットと選び方

コーキングやシーリング材は建築やリフォーム作業において非常に重要な材料です。特にウレタン系シーリング材はその優れた特性から、多くのプロフェッショナルに選ばれています。この記事では、ウレタン系シーリング材の基本情報や選び方について詳しく解説します。

目次

ウレタン系シーリング材の基礎知識

ウレタン系シーリング材とは

ウレタン系シーリング材は、湿気や温度に応じて硬化するポリウレタンを主成分とするシーリング材です。ポリウレタンは、高い接着力と柔軟性を持ち、様々な素材に密着し、隙間を埋めるのに適しています。そのため、ウレタン系シーリング材は、建物の外壁や窓枠、浴室、キッチンなど、様々な場所で使用されています。

ウレタン系シーリング材の特性

ウレタン系シーリング材は、その特性から様々なメリットがあります。

* 強力な接着力:ウレタン系シーリング材は、ポリウレタンの特性を生かして、様々な素材に強力に接着します。コンクリート、金属、木材、ガラス、プラスチックなど、幅広い素材に対応可能です。
*優れた耐久性: ウレタン系シーリング材は、紫外線や雨風、温度変化にも強く、長期間にわたってその性能を維持できます。
* 柔軟性:ウレタン系シーリング材は、柔軟性が高いため、建物の伸縮や振動にも追従し、ひび割れや隙間を効果的に防ぎます。
* 防水性:ウレタン系シーリング材は、水分に強く、防水目的にも適しています。浴室やキッチン、外壁など、水回りでの使用に最適です。
* 防音性:ウレタン系シーリング材は、音の伝達を抑制する効果も期待できます。窓枠や壁の隙間を埋めることで、騒音を軽減することができます。

ウレタン系とシリコン系の違い

シーリング材には、ウレタン系以外にもシリコン系など様々な種類があります。ウレタン系とシリコン系は、それぞれ特徴が異なります。

* ウレタン系:強力な接着力、耐久性、柔軟性、防水性、防音性など、多様なメリットを持つ一方で、硬化時間が長く、低温下では硬化しにくいという特徴があります。
* シリコン系:耐候性、耐熱性、耐水性に優れ、硬化時間が短いという特徴があります。しかし、接着力はウレタン系に比べて弱く、柔軟性も劣ります。

用途や状況に合わせて、適切なシーリング材を選びましょう。

ウレタン系シーリング材の使用方法

準備と必要な道具

ウレタン系シーリング材を使用する前に、以下の準備と道具が必要です。

* 表面の清掃:シーリング材を塗布する箇所を、汚れや油分、水分などを丁寧に清掃します。特に、古いシーリング材が残っている場合は、完全に除去する必要があります。
* 乾燥:清掃後、表面を完全に乾燥させます。水分が残っていると、シーリング材の接着力が弱くなる可能性があります。
* 必要な道具:ウレタン系シーリング材の施工には、以下の道具が必要です。
* ガン: シーリング材を塗布するためのガンです。
* ヘラ:シーリング材をならすためのヘラです。
* マスキングテープ: シーリング材を塗布する範囲を保護するためのマスキングテープです。
* プライマー:接着力を高めるためのプライマーです。必要に応じて使用します。

施工手順

ウレタン系シーリング材の施工手順は以下の通りです。

1. マスキング:シーリング材を塗布する範囲をマスキングテープで保護します。
2. プライマーの塗布: 必要に応じて、プライマーを塗布します。
3. シーリング材の塗布:ガンを使って、シーリング材を塗布します。
4. ならし: ヘラを使って、シーリング材を丁寧にならします。
5. 乾燥:シーリング材を乾燥させます。硬化時間は製品によって異なりますが、通常は24時間程度です。

硬化時間と乾燥

ウレタン系シーリング材は、空気中の湿気と反応して硬化します。硬化時間は、気温や湿度によって異なりますが、通常は24時間程度です。完全な性能を発揮するためには、乾燥時間を守ることが大切です。乾燥が不十分な状態で使用すると、接着力が弱くなったり、ひび割れが発生したりする可能性があります。

ウレタン系シーリング材の保管とメンテナンス

適切な保管方法

ウレタン系シーリング材は、高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管することが推奨されます。保管場所の温度は、5℃~35℃が適切です。また、開封後は、密閉容器に移し替えて保管すると、品質を保つことができます。

メンテナンスのポイント

ウレタン系シーリング材は、長期間にわたってその性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。

* 目視点検:定期的にシーリング材の状態を目視で確認します。ひび割れ、剥離、変色などが見られた場合は、早めの補修が必要です。
* 補修:ひび割れや剥離などが発生した場合は、古いシーリング材を完全に除去し、新しいシーリング材を塗布します。
* 清掃:シーリング材の表面に汚れが付着している場合は、中性洗剤などで丁寧に清掃します。研磨剤入りの洗剤は使用しないでください。

ウレタン系シーリング材の選び方と購入時の注意点

素材と用途に合った選び方

ウレタン系シーリング材を選ぶ際は、使用する場所や対象物に適した製品を選びましょう。

* 外壁:外壁に使用する場合には、耐候性、耐久性に優れた製品を選びましょう。
* 浴室: 浴室に使用する場合には、耐水性、防カビ性に優れた製品を選びましょう。
*キッチン: キッチンに使用する場合には、耐油性、耐熱性に優れた製品を選びましょう。
* 窓枠:窓枠に使用する場合には、柔軟性、気密性に優れた製品を選びましょう。

ブランドと価格の比較

ウレタン系シーリング材は、様々なブランドから販売されています。性能や価格、用途などを比較して、最適な製品を選びましょう。

* 性能:接着力、耐久性、柔軟性、防水性、防音性など、必要な性能を満たしているかを確認しましょう。
* 価格:価格は、性能や容量によって異なります。予算に合わせて、適切な製品を選びましょう。
* 用途: 使用する場所や対象物に適した製品を選びましょう。

購入時のポイント

ウレタン系シーリング材を購入する際には、以下の点に注意しましょう。

* 製品の仕様:製品のパッケージに記載されている仕様をよく確認しましょう。性能、用途、使用方法、保管方法などが記載されています。
* レビュー:購入前に、他のユーザーのレビューを確認しましょう。製品の品質や使い心地に関する情報を得ることができます。
* 販売店:信頼できる販売店から購入しましょう。品質が保証されている製品を選びましょう。

まとめ

ウレタン系シーリング材のメリット

ウレタン系シーリング材は、その高い接着力と耐久性から、様々な用途に最適です。建物の外壁、窓枠、浴室、キッチンなど、様々な場所で使用されています。ウレタン系シーリング材を使用することで、建物の耐久性を高め、快適な生活空間を実現することができます。

ウレタン系シーリング材を使用する際には、適切な製品を選び、正しい施工方法で施工することが大切です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたってその効果を維持することができます。

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この記事を書いた人

古宮のアバター 古宮 代表取締役

東京都八王子市で外壁塗装、防水工事を行っております。巧正株式会社の代表取締役。親切丁寧に対応させて頂きます!施工累計1000棟以上、外壁3500棟以上診断。外壁塗装、防水、コーキングの職人歴が15年以上。外壁診断士の資格保有。

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