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知識ゼロからわかる!施工方法別・防水材料の種類と特徴

防水
目次

防水工事とは??

ウレタン防水.

防水工事をご検討されている方々にまずは「防水工事」という用語について説明をさせていただきたいと思います。私たちが「防水工事」という言葉で指し示すのは、主にアパート、マンション、ビル、そしてALC住宅の屋上や陸屋根、ベランダ、バルコニーなどにおいて施工され、防水施工に必要な技術や材料を包括的に指すものです。今回は防水工事の必要性や金額や見積もりの前に確認すべき点、そして業者選びの重要な知識について、詳しく解説しています。防水工事を行うか悩んでいる方はぜひ参考になさって頂けたら幸いです。

マンションやアパートで生活する上で必要な防水工事とは?

マンション、アパート、ビル、住宅の屋上、ルーフバルコニーに防水工事が必要と言われてもいまいち理解できない方も多いと思います。しかし、防水工事は建物を長持ちさせるためには必須工事となります。それは、防水処理を怠ると劣化が進んで防水性能が本来の効果を発揮できなくなり結果的には建物内部に水が侵入するためです。建物に浸入した水は雨漏りの発生に加え躯体の腐食を引き起こす可能性があります。このような環境下では建物内に菌やカビが繁殖して建物自体を蝕むことがあります。つまり、防水性能の喪失は建物の寿命を短縮する危険性があることを示唆しています。建物の寿命を延ばすためには定期的に防水工事を施し水が侵入しないように注意を払うことが大切になります。

防水性を保つためのメンテナンスは戸建て住宅でも必須である理由

家屋や建物の防水性を維持することは非常に重要なことです。しかし、多くの人々がこの問題を無視してしまいがちです。実際、防水性を保持するためのメンテナンスが特別な場合を除き戸建て住宅でも必ず必要になります。外部からの水の浸入を防ぐことにより建物の耐久性を保ち長寿命化することができます。建物の外周部分は風雨や太陽光線、風化などから直接的に影響を受ける部分です。もし適宜メンテナンスが行われなければ内部に浸水することで外壁下地が腐食したり壁にカビが生えたりすることがあります。また、これらの問題が積み重なり大規模な修繕が必要になることもあります。 このようなことを未然に防ぐためにも戸建住宅でも定期的なメンテナンスが必要です。防水工事は多岐にわたる技術や知識が必要です。 建物の寿命やその価値を守るためにも防水性を保つことは非常に重要なことですので早めのメンテナンスを行うことが肝要です。

防水工事の価格の目安

防水工事費用の見積もり方価格価格の目安4種類の工法を徹底解説

施行方法耐用年数価格の目安
【ウレタン防水】
高い防水効果と耐久性があるため現代の建物でよく使われる材料の1つです。
ウレタン防水材は液状のプレポリマーを表面に塗布しその後硬化剤と反応させることで形成されます。ウレタン防水材が優れている点は適用範囲が広く、防水に細かな穴がある場合でも効果的に塞げることです。また、ウレタン防水材は他の材料(例えばアスファルト防水材)よりも断熱効果が高いため、軽量鉄骨や鉄筋コンクリートなどの建物にも採用されています。
ウレタン防水の欠点は施工が専門的な技術を要することと施工に時間がかかることです。
10年程度3000~8000円/m2
【塩ビシート防水】
建築物の屋上の防水工事において塩ビシート防水は一般的な方法の1つです。この工法はアスファルト防水よりも簡単に施工できまた耐久性も高いとされています。 塩ビシート防水を施工する場合はまず屋上の表面をきれいに清掃し、必要に応じて下地処理を行います。塩ビシートは屋上に敷き詰められ、必要に応じて接着剤や熱溶着などで接着されます。また、コーニング剤などを使用してシート同士をつなぎ合わせることもできます。塩ビシート防水は、その耐久性や施工の容易さから、積極的に採用される方法の1つです。
12年程度2000~8000円/m2
【FRP防水】
最近はFRP防水の需要が非常に高まっており効果的な防水を行う上でも重要な役割を担っています。 FRP防水は樹脂と強化繊維を組み合わせた建築材料です。防水性が高く、非常に優れた強度と耐久性を持っています。FRPはさまざまな形やパターンで製造され、様々な建築物に利用されています。 FRP防水には比較的長い寿命や低コストのメリットがあります。
12年程度5000~8000円/m2
【アスファルト防水】
アスファルト防水は建物の屋根や外壁などの表面にアスファルトという黒いペースト状の素材を塗布することで、雨水や湿気、熱などから守るための施工方法です。 アスファルト防水はその施工方法の簡便さや耐用年数が長いわりにコストの安さから生活用住宅やビルなどの建物に幅広く用いられています。特に屋上の防水効果が必要な場合にはアスファルト防水は優れた選択肢となります。
15年~20年5000~9000/m2

上述の耐用年数及び価格はあくまで目安となります。建物の状態やその他の要因によっては著しく変動する場合がありますので予めご了承ください。

施工する場所の状態に応じて異なる種類の工法が存在するため単に耐久年数や費用だけに頼って自身で工法を選択することはできません。専門業者に状態を確認してもらって、どのような工法が適切か提案してもらうことが大切です。そして、提案された工事内容や耐久性、費用相場を確認する際に上記の情報を参考にすることをお勧めします。

アパートやマンションの経営者必読!防水工事が修繕費or資本的支出かを解説

アパートやマンションを所有する方々の中には税務上の理由から防水工事が修繕費にあたるのか資本的支出にあたるのか判断に迷われる場合があるかと思います。 原則的に、建物の維持管理や修繕を目的にする防水工事は「修繕費」とされます。例えば、ひび割れや雨漏りの補修工事がこれに該当します。また、建物の維持にかかわる定期的な防水工事も修繕費に含まれます。 一方で、耐久性を向上させたりデザインを変更したりといった目的で行う防水工事は「資本的支出」となる場合があります。この場合は、投資した資産として評価され減価償却されるためです。

マンション管理者必見!劣化している屋上や外壁から読み取る防水工事の判断ポイント

防水工事はいつするべき?自分で劣化症状をチェックする方法

劣化の症状を検知することにより防水工事を行う適切なタイミングをおおよそご自身でも判断できます。そして、防水工事の判断においてはこれらの劣化の兆候をしっかりと把握することが重要です。また、防水材料の特徴や種類を理解し最適な材料を選定することが求められます。防水材料にはシートタイプや塗布タイプなどさまざまな種類がありそれぞれに特徴があります。耐久性や施工の容易さ、コストなどを考慮して最適な材料を選ぶことが重要です。劣化の判断ポイントを押さえながら適切な防水工事を行うことで建物の寿命を延ばすことができます。定期的な点検やメンテナンスもお忘れなく長期的な耐用性を確保しましょう。

メンテナンスを行うべき事例

雨漏り

雨漏り

メンテナンスを行うべき事例として雨漏りが挙げられます。雨漏れは建物にとって重大な問題です。雨漏りがあると、壁や天井に水が浸み込み、建物の構造にダメージを与える可能性があります。また、湿気が蔓延することでカビやカビの発生の原因にもなります。 雨漏りの原因は様々です。屋根のひび割れや亀裂、劣化した防水材料、排水の不良、建物の老朽化などが考えられます。このような原因によって雨が建物内部に浸入することで、雨漏れが起こります。 雨漏りが発生した場合、早急に対策を行う必要があります。まずは、雨漏り箇所の特定を行います。屋根や壁に水染みやカビが発生している場合、それが雨漏れのサインです。次に専門家の意見を仰ぎ、修理や補修方法について相談しましょう。 修理方法としては、雨漏り箇所の防水材料を交換する方法や、補強する方法などがあります。屋根や壁の防水材料は、適切な材料を選ぶことが重要です。最新の防水材料は、優れた耐久性や密着性を持ち、長期間に渡って効果を発揮します。 また、予防的なメンテナンスも重要です。定期的な点検や清掃を行うことで、雨漏りの発生を予防することができます。屋根や壁、排水溝の状態を確認し、問題箇所を早めに修理することで、建物を長く美しく保つことができます。 雨漏りは放置すると建物の損傷や健康被害を引き起こす恐れがあるため、早めの対策をおすすめします。もし雨漏りが発生した場合は、専門家に相談し、適切な修理を行いましょう。建物の耐久性や快適性を守るためにも、メンテナンスは欠かせない要素です。

水が溜まりやすくなっている

水が溜まりやすくなっている

防水層の剥がれ

防水層の剥がれ

ひび割れ

ひび割れ

耐用年数で防水工事の時期を判断する

防水工事に関しては適切な周期でのメンテナンスが必要不可欠です。防水工事の耐用年数は用いられる工法によって異なりますが一般的には10年から15年が一つの周期として考えられています。次に示すとおり各工法には目安となる耐用年数が存在します。 ウレタン防水(約10年)、塩ビシート防水(約15年)、FRP防水(約15年)、アスファルト防水(約20年)が耐用年数の目安とされています。

防水工事業者の特徴と選び方。防水工法にも注目しよう

防水工事を依頼する際に知っておきたいこと

通常、防水工事は塗装業者や工務店に依頼します、彼らが直接工事を行うことはまれであり提携している防水工事業者に仕事を依頼することが一般的です。一方、防水工事業者は全ての工法に精通しているわけではなく、通常はウレタン防水、塩ビシート防水、FRP防水、アスファルト防水のいずれかに特化しています。そのため、塗装業者や工務店は現場の条件やお客様の要望などに合わせ、選択した工法に適した防水工事業者を選定する必要があります。つまり、防水工事を行う専門家だけでなく工務店や塗装業者にも防水工事の専門知識が求められるということです。

防水工事を依頼する前に防水業者の施工実績数を見ることが肝心。

防水工事において適切な業者を選ぶためには防水工事業者の施工事例を見てみるとよいでしょう。施工実績数が多ければ多いほどその業者は防水工事の経験を豊富に持っていることになります。また、実績が豊富な業者は技術力が高く、幅広い提案ができる可能性が高くなります。そのため塗装業者や工務店から防水工事の提案を受けた場合には、業者の選択には施工実績を含めて注意深く確認すべきです。

防水工事のDIYはリスクが高い!プロに任せるべき理由とは

自分で防水工事をやってしまおうと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが基本的には防水工事をご自身で施工することはやめた方がよいでしょう。防水工事は専門性が高く、塗装業者や工務店ですら取り扱っていないこともあり防水工事の施工者も工事内容によって分かれているいるほどです。素人が手を出せるようなものではありません。もし失敗すれば、雨漏りを引き起こし、建物に大きな被害をもたらす可能性があります。また、自己で防水工事をした場合、保証が受けられなくなるというリスクも考慮しなければなりません。

まとめ

この記事では防水工事に必要な知識や技術、材料について詳しく説明しました。防水工事は、屋上や外壁、バルコニーなどにおいて必要な重要な作業であり、防水施工に必要な知識や業者選びのポイントをしっかりと理解することが大切です。また、DIYによる防水工事はリスクが高いため、プロに任せることをお勧めします。防水工事をしっかりと行うことで、建物の寿命を延ばし、住む人の安全を確保することができます。

防水

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